
クロスバイク型電動自転車が欲しいがあまりに本格的なスポーツタイプではなく、街乗りにも最適な電動自転車を探している方はパナソニックのベロスターがおすすめです。
今回はパナソニックベロスターについて詳しく解説したいと思います。
パナソニックの電動自転車については「パナソニックの電動自転車の魅力 バッテリーの診断方法やおすすめの車種なども紹介」に詳しい解説をしています。
ベロスターについて

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
パナソニック | ベロスター | 700×38C | 22.4kg | 50km |
ベロスターはパナソニックのeバイクと呼ばれるスポーティな電動自転車です。
人気のある電動自転車でロングセラーとなっています。
ベロスターにはベロスターとベロスターミニがある

ベロスターは2種類販売されており、クロスバイク型電動自転車のベロスターとミニベロ型のベロスターミニがあります。
両車種ともパナソニックの電動自転車でベロスターシリーズといえるでしょう。
ただし、パナソニックのギュットやティモ、ビビシリーズのようにシリーズ名は同じでも車種自体は大きく異なっており、別車種だと考えたほうがよいです。
本記事では、クロスバイク型ベロスターについて詳しく解説しています。
ベロスターの基本仕様
ベロスターの基本仕様としては、タイヤサイズは700C、外装7段変速ギア、バッテリー容量は8Ah、一度の充電で走行できる距離はロングモードで50kmです。
重量は22.4kgで下記で紹介する類似する電動自転車全車種の平均値が22.3kgのため、標準的な重量だといえます。
ベロスターの特徴

ベロスターは通勤通学向けのクロスバイク型電動自転車です。
ママチャリ型電動自転車では物足りなく、クロスバイクでは本格的すぎる方にちょうどよい電動自転車として人気があり特徴的です。
クロスバイク型電動自転車としてはエントリーモデル
ベロスターのキャッチコピーとしては「毎日の通勤通学をスポーツに変える、
手軽に楽しめる電動スポーツバイク。」となっており、クロスバイク型電動自転車で通勤通学するための電動自転車だといえます。
但し、グレードはあまり高くなく、エントリーモデルとして比較的購入しやすい 価格なのが特徴です。
毎日の通勤通学にも利用できる電動自転車
ベロスターは毎日の通勤通学向け電動自転車として設計されているため、通勤通学に便利な機能がさまざま搭載されています。
後付けでカゴの設置が可能

ベロスターの特徴として、標準で前キャリアがついています。
カゴは標準では搭載されていませんが、後付けで簡単に設置することができます。
パナソニックの純正カゴも2種類販売されており、大小2種類のカゴから選ぶことができます。
また、前キャリア自体は標準的なもののため、純正以外のカゴも取り付けが可能でデザインや用途にあったカゴをお好みで設置できます。
泥除けが標準搭載されている
ベロスターはクロスバイク型電動自転車でありながら、標準で泥除けがついています。
泥除けは、前後タイヤについており、泥はねを防いでくれます。
かっこいいクロスバイクで通勤通学をするものの泥除けがついていなく、背中などに泥はねがついてしまい、スーツや制服が汚れるということはよくあることです。
そのため、標準で泥除けがついていることで安心して走行することができます。
鍵やライトなどのパーツも標準搭載されている

一般的に販売されているクロスバイクはカゴやライトは別売りになっています。
別売りになっているため、自分好みのパーツをカスタムするのも楽しみではあるのですが、ベロスターは標準でカゴやライトが搭載されています。
ライトは電動自転車のバッテリーの充電を利用しあかりがつきます。
標準でパナソニックの純正のパーツがついているため、余計なカスタムなどを行う必要がなく、すぐに通勤通学にベロスターを利用することができます。
後ろキャリアの設置も可能

ベロスターでサイクリングをしたくより荷物を積んで走行したいという方や部活などで荷物をたくさん自転車に載せたいという方も多いと思います。
そのような方向けにベロスターでは後ろキャリアの設置も可能です。
キャリアの設置だけではなく、パナソニックの純正のパニアバッグも販売しており設置できます。
後ろキャリアの設置に対し、後ろカゴも設置可能で荷物が多い場合、カゴの設置もおすすめです。
ただし、注意したい点としては、キャリアのクラスは18kg(最大積載重量18kg)であり、チャイルドシートの設置は不可となっています。
ベロスターを購入する時に注意すること
ベロスターを購入検討する時に注意したい、デメリットや欠点です。
電動自転車として優れており人気のあるベロスターですが、購入前に注意したい点を把握しておくことで購入の検討材料になると思います。
許容積載質量(乗員+荷物)77.0kgに設計されている
ベロスターの欠点として、許容積載重量が77kgとなっています。
ベロスターの乗車適応身長の目安は149~185cmですが、例えば185cmの男性の場合平均体重は約75kgです。
そのため、背の高い方などは追加でほとんど荷物を載せることができず許容積載重量になってしまいます。
ベロスターを購入する時には乗られる方の体重や荷物の重さを確認したうえで問題ないか確認してから購入するようにしましょう。
欠点ではないがブレーキがキャリパーブレーキとローラーブレーキ
いるキャリパーブレーキとローラーブレーキです。
クロスバイクの場合、制動力の高い、ディスクブレーキやVブレーキなどを利用することが多いですが、ママチャリでよく利用されるブレーキということはあまりスピードを出して走ることを前提に設計されていないことになります。
バッテリー容量が8.0Ahと小さい

ベロスターはバッテリー容量が小さく、8.0Ahです。
そのため、一度の充電で走行できる距離はロングモードでも50kmと短くこまめな充電が必要になります。
クロスバイク型電動自転車ですが、長距離を走ることにはあまり向いていないといえます。
また、ほとんどの電動自転車のバッテリーはリチウムイオンバッテリーを利用しており、バッテリーを繰り返すことでバッテリー自体が劣化していきます。
バッテリーが劣化することで充電してもすぐバッテリー切れを起こしてしまうなどのデメリットがあり、必要に応じてバッテリーを買い替えるという欠点があります。
ベロスターと比較されやすいパナソニックの電動自転車
ジェッター

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
パナソニック | ジェッター (フレームサイズ390mm) | 700×38C | 21.1kg | 85km | 12.0Ah | 144~181cm |
パナソニック | ジェッター (フレームサイズ440mm) | 700×38C | 21.2kg | 85km | 12.0Ah | 152~190cm |
ジェッターについては「パナソニック ジェッター eバイクとしの機能やカスタム性や評判、他の電動自転車との比較など紹介」に詳しい解説をしています。
ハリヤ

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
パナソニック | ハリヤ | 26×1.90 HE | 23.2kg | 73km | 12.0Ah | 156~185cm |
ベロスターと比較されやすいヤマハ、ブリヂストンの電動自転車
ヤマハ PAS Brace(パス ブレイブ)

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ヤマハ | PAS Brace | 26インチ | 23.0kg | 91km | 15.4Ah | 156cm以上 |
ブリヂストン ティービーワン e

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ブリヂストン | ティービーワン e | 27インチ | 22.5kg | 200km | 14.3Ah 相当 | 150cm以上 |
通勤通学に最適なクロスバイク型電動自転車 評判やカスタム、メリット欠点なども正直に解説のまとめ
パナソニックベロスターは通勤通学に向いているクロスバイク型電動自転車です。
エントリーモデルで比較的購入しやすい価格帯の電動自転車だといえます。
ベロスターには2種類ありクロスバイク型のベロスターとミニベロ型のベロスターミニがあります。
本記事ではクロスバイク型のベロスターについて詳しく解説していました。
ベロスターの特徴は前キャリアついており、後からカゴをカスタムで設置可能な点や泥除けやライト標準搭載されている点です。
そのほか鍵やライトも標準搭載されており、クロスバイクよりもママチャリに近い仕様とも言えます。
ベロスターの欠点としては、許容積載質量(乗員+荷物)77.0kgに設計されており体重が重い方などは乗れない点や欠点ほどとはいえませんが、ブレーキがママチャリに多いキャリパーブレーキとローラーブレーキを採用されている点、バッテリー容量が8.0Ahしかなく一度の充電で走行できる距離が短い点などがあります。
それら点に注意してぜひベロスターの購入を検討してみてくださいね。