
メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ヤマハ | PAS CITY-X | 20インチ | 21.1kg | 90km | 12.3Ah | 153cm以上 |
毎日利用できる小型でおしゃれな電動自転車を探している方はヤマハのPAS CITY-Xに出会うと思います。
PAS CITY-Xは20インチの小さなタイヤでありながら、スポーティに乗る場合や毎日の買い物や通勤、街乗りなど多様な用途で利用できるおしゃれな電動自転車です。
今回はヤマハPAS CITY-Xについて詳しく解説したいと思います。
ヤマハの電動自転車については「ヤマハの電動自転車を詳しく解説 車種の違いやパナソニック、ブリヂストンとの比較も」に詳しい解説をしています。
PAS CITY-Xの基本情報


ヤマハPAS CITY-Xは20インチの小径タイヤの電動自転車です。
ミニベロとママチャリ型電動自転車の中間のようなデザインで人気があります。
基本仕様としては、20インチ、内装3段変速ギア適応身長目安は153cm以上となっています。
内装3段変速ギアは電動自転車の中では一般的です。
適応身長が153cm以上というのは高い印象があり、例えば同じヤマハの買い物用ママチャリ型電動自転車PASシリーズでは140cm台前半が中心的な適応身長の下限になっています。
そのためPAS CITY-Xの適応身長は高く男性でも悠々乗りこなすこともできると思います。
バッテリー容量は12.3Ahと中程度の容量で、一度の充電で走行できる距離はオートエコモードプラスで90kmと十分な距離を走ることができます。
総重量は21.1kgと電動自転車の中では比較的軽いのも特徴だといえます。
PAS CITY-Xの特徴
ヤマハPAS CITY-Xは快適に走るための特徴がいくつも搭載されており、街乗りだけではなくある程度スピードを出して乗ることも可能な電動自転車です。
おしゃれなデザイン

PAS CITY-Xの魅力としておしゃれでスタイリッシュなデザイン性があげられます。
直線的なフォルムにブラウンのサドルとハンドルがクラシックさを演出しています。
また、前かごは標準ではついておらず、前キャリアのみとなっているのもデザイン性が高い特徴だといえます。
そのほかハンドルもオールラウンダーハンドルとなっており、ママチャリのように手前に曲がっているハンドルではなく、直線的にまっすぐ伸びているハンドルです。
ブレーキワイヤーなどもフレーム内に収納されておりすっきりとした見た目です。
カラーバリエーションも落ち着いた色が多くマットグレイッシュベージュ、ミラーシルバー、ディープレイクグリーンがあります。
人気カラーのマットグレイッシュベージュは艶消しでマッドカラーとなっています。
また、見た目だけではなく、実用性も優れており、泥除けやチェーンカバーは標準搭載されており、泥はねなどの汚れから防ぐことができます。
快適に走行できるための設計
PAS CITY-Xはある程度スピードを出せるような設計となっています。
具体的には以下などが特徴的です。
ひとこぎで進む距離は26インチ並み

PAS CITY-X は20インチでありながらひとこぎで進む距離は26インチ並みです。
理由としては、ギア比を重めに調整しているため、見た目はミニベロにも見える電動自転車ですが、PAS CITY-Xはスピードを出すことに向いているといえます。
なお、日本の公道で走ることができる電動自転車は法律により定めており、時速24km以上になるとアシスト力はゼロになる設計になっています。
その点は、PAS CITY-Xも同じでスピードを24km以上出す場合はアシストは効かず、ペダルの力だけでこぐ必要があります。
グリップ力の高いセミスリックタイヤ

PAS CITY-Xのタイヤはグリップ力があるセミスリックタイヤを採用しています。
通常のママチャリなどに利用されるタイヤよりもスピードを出しやすく快適な運転ができます。
一方でセミスリックタイヤでありながらデザイン性にもこだわりがあり、側面がベージュになっているアメクロタイヤとなっています。
やや前傾姿勢になれるオールラウンダーハンドル
ハンドルはヤマハの「セミストレートハンドル」という名前のオールラウンダーハンドルを採用しています。
この形状のハンドルはシティサイクルやクロスバイクなどでも利用されることが多いタイプのハンドルでスピードを出すのに向いています。
具体的にはやや前傾姿勢になるため、脚の力がペダルに伝わりやすくこぎやすいのが特徴です。
Vブレーキ

PAS CITY-Xのスピードを出すことを前提として設計されたのがうかがえるのが前輪ブレーキがVブレーキを採用している点です。
通常ミニベロタイプやママチャリタイプの電動自転車の場合、前輪はキャリパーブレーキを採用することが多いのですが、ブレーキが効きやすい制動力があるVブレーキを利用していることがPAS CITY-Xのコンセプトのあらわれだといえます。
スポーティサドル

PAS CITY-Xのサドルはスポーティなサドルを採用しています。
ママチャリやミニベロ型電動自転車の場合、よりクッション性高い大きめのサドルが多いのですが、PAS CITY-Xではスピードとデザイン性を考慮しスポーティなサドルとなっています。
なお、やや固めなため、よりクッション性が欲しいという場合、ヤマハの純正でゲルサドルカバーがありより快適さを求めることもできます。
買い物用へのカスタマイズも可能

PAS CITY-Xはスピードを出して乗るだけではなく買い物用自転車へのカスタマイズも可能です。
具体的には、前キャリアはついているため純正の前カゴの設置や後ろにもキャリアを搭載してカゴを設置することができます。
なお、後ろのキャリアは最大積載重量が18kg(クラス18)となっており、チャイルドシート設置に必要な最大積載重量25kg(クラス25)を満たしていないため、チャイルドシートの設置はできません。
そのほか、カゴを取り付けたくない場合、サドルに取り付けるサドルバッグの設置も可能です。
PAS CITY-Xと比較されるヤマハの電動自転車
PAS CITY-V

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ヤマハ | PAS CITY-V | 24インチ | 22.4kg | 78km | 12.3Ah | 154cm以上 |
PAS VIENTA5

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ヤマハ | PAS VIENTA5 | 26インチ | 21.0kg | 74km | 12.3Ah | 149cm以上 |
PAS CITY-C

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ヤマハ | PAS CITY-C | 20インチ | 20.8kg | 83km | 12.3Ah | 140cm以上 |
ヤマハ PAS CITY-Cにより詳しい解説をしています。
PAS CITY-Xと比較されるパナソニック、ブリヂストンの電動自転車
ベロスター・ミニ

ベロスターミニについては「パナソニック ベロスターミニ ミニベロ型電動自転車 カスタムや他車種との比較や違いなどを解説」に詳しい解説をしています。
メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
パナソニック | ベロスターミニ | 20×1.50HE | 20.9kg | 60km | 8.0Ah | 146~181cm |
リアルストリームミニ

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ブリヂストン | リアルストリーム ミニ | 20インチ | 21.6kg | 83km | 12.3Ah | 144cm以上 |
ヤマハ PAS CITY-Xの魅力 20インチの汎用性高い電動自転車 カゴなどのカスタム性や比較される電動自転車の違いなどを解説のまとめ
ヤマハPAS CITY-Xは20インチのスポーティに走るにも街乗りにも毎日の買い物など幅広く利用できる電動自転車です。
特徴としては見た目はおしゃれなデザインにもかからわず、スピードをだすためのギア比やグリップ力のあるタイヤ、クロスバイクにも利用されるオールラウンダーハンドルやVブレーキなどが採用されています。
一方でヤマハPAS CITY-Xは買い物用へのカスタムもでき、前後でカゴの取り付けができます。
ただし、純正キャリアではチャイルドシートは設置ができません。
PAS CITY-Xと比較されるヤマハの電動自転車としては、PAS CITY-V、PAS VIENTA5、PAS CITY-Cがあげられます。
そのほか、パナソニックのベロスター・ミニやブリヂストンのリアルストリームミニもPAS CITY-Xと比較される電動自転車です。
これらポイントをおさえてヤマハPAS CITY-Xの購入検討してみてくだいね。