格安電動自転車の選び方 安い店や中古の選び方、おすすめの格安電動自転車の紹介

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電動自転車の購入を検討する場合、格安の電動自転車を発見することがあると思います。

ヤマハ、パナソニック、ブリヂストンなど大手電動自転車メーカーではない電動自転車で、安くて魅力的だけど、品質や機能性はどうなんだろう・・・と迷うと思います。

今回は格安の電動自転車について詳しく解説したいと思います。

なお、電動自転車全体については「安くておすすめの電動自転車やパナソニック、ヤマハ、ブリヂストンの特徴を紹介」に詳しい解説をしています。

目次

格安電動自転車とは

格安電動自転車とは、特に世の中に明確な定義はないですが、現状だと実売価格10万円を切る価格の電動自転車が格安電動自転車に含まれてくると思います。

最安値だと最安値で6万円台で販売もされており、価格は年々上がっている傾向にあります。

格安で電動自転車を販売できるのは理由があり、以下などの理由が大きいと考えられます。

格安電動自転車はバッテリー容量が小さく一度の充電で走行できる走行距離が短い

電動自転車のパーツで一番大きな価格が高いパーツはバッテリーです。

バッテリー容量が大きいと価格が高くなる傾向があります。

大手電動自転車メーカーのパナソニックでは16.0Ahと大型のバッテリーを取り扱っていますが、格安電動自転車では半分程度のバッテリー容量が多いです。

バッテリー容量が小さくなると一度の充電で走行できる走行距離が短くなります。

そのため、充電する回数が増えて手間になるデメリットと充電を繰り返す回数が増えることでバッテリーの劣化が早くなります。

充電回数が増えることによるバッテリーの取り外しや充電作業が手間にならなければ全く問題がないです。

また、バッテリーの劣化が著しい場合、ほとんどの格安電動自転車で互換性のあるバッテリーのみの販売も行っているため買い替えが可能です。

格安電動自転車は変速ギアなどの機能を抑えている

格安電動自転車の特徴としては、機能を抑えている電動自転車も多いです。

具体的には、大手電動自転車メーカーの変速ギアはメンテナンスフリーで使い勝手のよい内装変速ギアを利用していることがほとんどですが、格安電動自転車では一般的なママチャリなどでも利用される外装6段変速ギアや変速ギアがついていない電動自転車などが中心です。

また、格安電動自転車ではアシスト機能の強さの設定などもできないことがあります。

エコモードや標準モード、強モードなどの機能がないため、シンプルにオンオフのみの制御ということがあり機能を抑えることで価格を抑えています。

インターネット通販の場合、格安電動自転車組み立てを購入者にゆだねている

インターネット通販で格安電動自転車を購入しようとするときの注意点になるのですが、電動自転車が組みあがって点検された状態で出荷されていないことがあります。

完全に組み立てが終わっており、梱包を取ってバッテリーを充電すれば乗れる状態の電動自転車を完全組み立てや100%組み立てと呼びますが、購入者に組み立てをゆだねている90%組み立てなどの状態で出荷される車種があります。

この場合、ハンドルやカゴなどの組み立てやブレーキや変速ギアの調整が必要になります。

格安電動自転車は一般的な自転車よりも重要が重く、スピードも出しやすい乗り物で交通事故を起こす場合加害者にもなりうる乗り物です。

組み立てが必要な場合や変速ギアやブレーキの調整が必要な場合、自転車店などで調整してもらうことをおすすめします。

これら組み立て、調整費用が含まれていない分コストを抑えているといえます。

折りたたみ機能がある格安電動自転車は物流面で工夫をしている

格安電動自転車は物流面でも工夫をしています。

格安電動自転車の一部では折りたたみ機能がついている車種があります。

ママチャリタイプの電動自転車でありながら折りたたみ機能がつくことでコンパクトにまとまり物流費を抑えることができます。

この工夫は格安電動自転車をより安くすることができる要因だと思います。

折りたたみ電動自転車については「折りたたみ電動自転車の選び方 軽さやインチサイズ、メーカーの解説、おすすめのおしゃれな電動おりたたみ自転車など」に詳しい解説をしています。

電動自転車を格安で購入する方法

電動自転車を格安で購入する方法はいくつかあります。

そもそも安い電動自転車を探すのも必要ですが、同じ車種やメーカーでも安く買えるために工夫があります。

自治体に電動自転車購入の補助金がないか確認する

電動自転車を購入する時に各市区町村の自治体が補助金を出してくれることがあります。

この申請は各購入者が行う必要があり、申請を行わないともうことができません。

「〇〇市 自転車 補助金」などで検索すると対象市区町村に補助金があるか否か調べられると思います。

補助金がある場合、「上限数万円程度で購入金額の最大1/2まで」、「6歳未満のお子さんを2人以上育てている」などの条件があります。

格安電動自転車を購入しさらに補助金までもらえるというのはうれしい制度です。

詳しくは各市区町村のホームページなどを参照してください。

インターネット通販の場合、楽天スーパーセールなどのセールを狙う

格安電動自転車を楽天スーパーセールなどで購入することで、ポイントバックなど実質価格を抑えることができます。

仮に楽天スーパーセール10万円の格安電動自転車を購入する場合、「1店舗で格安電動自転車を購入し、他の9店舗で1000円の別の商品を購入する」と10万円の電動自転車に対してポイントが10倍つくことになり、実質10%引きになります。

そのため、他の9店舗で購入した商品プラス10倍のポイントが実質無料でもらうことができます。

セールを狙うことで格安電動自転車をより安く購入できるなどのメリットは大きいです。

ただし、注意したい点としては、自転車販売店舗の一部では日頃売れなくても高い価格で販売しており、楽天スーパーセールの時に半額のような表記に適正価格で販売している店舗も含まれており、機能と価格が適正化を検討する必要があります。

大手電動自転車メーカーでも価格を抑えたベーシックモデルがある

格安電動自転車の購入を検討する場合、最終的にはノンブランドの格安電動自転車を選んでしまうということが多いかもしれません。

しかしながら、10万円前後の予算であれば、ヤマハ、パナソニック、ブリヂストンの大手電動自転車メーカーのベーシックモデルを購入することも可能です。

2019年頃から大手電動自転車メーカーも格安電動自転車を意識してか、比較的価格を安くした電動自転車の販売を開始しています。

具体的には、大手電動自転車の場合、以下車種が安い車種です。

ヤマハの格安電動自転車 パスチア

ヤマハのベーシックモデルで格安電動自転車としては、PASチアがあります。

バッテリー容量が8.9Ahと小さく、一度の充電で走行できる走行距離が標準モードで41kmです。

ヤマハパスチアについては「ヤマハパスチアのメリットデメリット イオン限定の評判、ビビSX、アシスタU STDとの比較」に詳しい解説をしています。

パナソニックの格安電動自転車 ビビSX

パナソニックのベーシックモデルで格安電動自転車としては、ビビSXがあります。

バッテリー容量が8.0Ahと小さく、一度の充電で走行できる走行距離が標準的なオートマチックモードで35kmです。

カルパワードライブユニットを採用しており、24インチだと24.6kgと軽量です。

ビビSXについては「パナソニック ビビSX 評判やビビYXとの違い、メリットデメリットなどを解説」に詳しい解説をしています。

ブリヂストンの格安電動自転車 アシスタU STD

ブリヂストンのベーシックモデルで格安電動自転車としては、アシスタU STDがあります。

バッテリー容量は3社の中で最も小さく、6.2Ahで一度の充電で走行できる走行距離が標準モードで25kmと短いです。

ブリヂストンのアシスタU STDについては「ブリヂストン アシスタU STD スタンダード 機他の電動自転車との価格や機能の比較」に詳しい解説をしています。

中古の電動自転車を探してみる

格安電動自転車を探している場合、中古の電動自転車を探すというのも方法の一つかもしれません。

中古であれば価格を抑えて購入が可能です。

ただし、注意したい点としては、バッテリーの劣化具合です。

バッテリーが劣化していると充電してもすぐにバッテリー切れを起こしてしまう可能性があります。

中古の格安電動自転車がどの程度バッテリーが劣化しているかは表面上ではわかりませんが、チェックする方法があります。

具体的にはメーカーごとでチェック方法が異なりますが、バッテリーのボタンを長押しすることで充電回数や劣化具合をライトの点滅などでわかります。

また、インターネット通販でも中古の格安電動自転車も購入可能なため、検討してみてください。ただし、満充電時走行可能距離 10km前後と非常にバッテリーは劣化していることを前提に購入が必要です。

中古の電動自転車の選び方については「中古の電動自転車の選び方 相場や安い電動自転車の注意点」により詳しい解説をしています。

格安電動自転車が購入できる自転車店

格安電動自転車を購入できる自転車店は複数あります。

インターネット通販で見かけることが多いですが、店舗ごとのオリジナルの格安電動自転車などのあり、予算に応じた電動自転車が購入できます。

ドン・キホーテの格安電動自転車

驚安のドン・キホーテでは電動自転車に限らずさまざまな商品が安い価格で販売されていますが、電動自転車もオリジナルブランドで販売しています。

最新の電動自転車はEVA PLUS2です。

格安電動自転車にも関わらずバッテリー容量が大きく、10.4Ahあります。

しかしながら、エコモードで一度の充電で走行できる走行距離が41kmと一般的な格安電動自転車相当の距離です。

外装6段変速ギアなどコスト面を抑えて販売されている電動自転車です。

格安電動自転車のドン・キホーテエヴァプラス2については「ドン・キホーテのエヴァプラス2の機能や評判 基本スペックからドンキならではのサービスまで」に詳しい解説をしています。

インターネット通販の格安電動自転車

インターネット通販では格安の電動自転車が多数発売されています。

価格で電動自転車を選ぶのであればインターネット通販が最も優れているのではないかと思います。

詳しくは以下の「インターネット通販で購入できるおすすめの格安電動自転車」でおすすめ格安電動自転車を紹介しています。

イオンバイクの格安電動自転車

イオンバイクはイオングループの自転車です。

イオンモールなどの中に入っている自転車店はイオンバイクです。

イオンバイクの特徴としては、格安電動自転車をオリジナルブランドで展開している点です。

主要な格安電動自転車としては、メルレット e-Bがあります。

メルレット e-Bはバッテリー容量を8Ahと小さくすることで価格を安く設定できている電動自転車です。

バッテリー容量が小さいため、一度の充電で走行できる走行距離がエコモード41kmです。

前輪で電動アシスト制御がされるため、ぐいぐい引っ張られる感覚で電動自転車を運転できるタイプです。

チャイルドシートの設置も可能なため、格安電動自転車でチャイルドシートを設置して乗るというのも方法としてはおもしろい車種だと思います。

サイクルベースあさひ

サイクルベースあさひは日本で最も大きい自転車です。

サイクルベースあさひでは、ヤハマ、パナソニック、ブリヂストンなどの電動自転車のほか、プライベートブランドの自転車も多数発売されています。

主に価格が安く魅力的な電動自転車としてはエナシスシリーズがあります。

10万円を超える車種のため、格安電動自転車とは呼びにくいですが、大手電動自転車メーカーの商品よりもコストパフォーマンスがよくコスパが高い電動自転車だといえます。

5車種あり、エナシスエブリ、エナシスコンパクト、エナシスミー、エナシスライフ、エナシスベビーがあります。

サイクルベースあさひについては「サイクルベースあさひでの電動自転車の選び方 エナシスやアウトレット、分割払いの対応など」により詳しい情報を掲載しています。

インターネット通販で購入できるおすすめの格安電動自転車

最も格安な電動自転車

折りたたみ機能搭載のママチャリ型格安電動自転車

100%組み立て済みの格安電動自転車

ミニベロ型で最も安い格安電動自転車

ミニベロ型電動自転車については「ミニベロ型電動自転車の選び方 車種ごとの比較や安さ、カゴ付きなどおすすめ自転車を紹介」に詳しい解説をしています。

公道では乗れないけど、モペット型格安電動自転車

モペットやフル電動自転車については「フル電動自転車やモペットとは 電動自転車との違いや見分け方や選び方 公道で走るための方法など」に詳しい解説をしています。

クロスバイク型の格安電動自転車

クロスバイク型電動自転車については「クロスバイク型電動自転車の選び方 おすすめの車種や安く購入する方法などを紹介」に詳しい解説をしています。

実店舗で購入できる格安電動自転車

インターネット通販以外でも安く購入できる格安伝度自転車があります。

ドン・キホーテで購入できるEVA PLUS2

メーカー車種名タイヤインチ重量一度の充電で走行できる最大距離目安バッテリー適正身長
ドン・キホーテEVA PLUS226インチ28.2kg41km10.4Ah145cm以上

ドン・キホーテの店舗で購入できるエヴァプラス2です。

エヴァプラス2はドン・キホーテのオリジナル電動自転車でバッテリー容量が10.4Ahと大きいのが特徴です。

毎日の買い物や通勤通学両方に利用できるつくりになっており、ローラーブレーキなど安全性にも考慮されています。

ドン・キホーテのエヴァプラス2については「ドン・キホーテ  EVAPLUS2(エヴァプラス2)」に詳しい解説をしています。

格安電動自転車の選び方 安い店や中古の選び方、おすすめの格安電動自転車の紹介のまとめ

電動自転車の購入を検討する時には格安電動自転車を選択検討することがあると思います。

格安電動自転車はバッテリー容量が小さく一度の充電で走行できる走行距離が短い車種が多いです。

また、変速ギアなどのスペックを外装変速ギアなどの落とすことで価格を抑えています。

注意したい点としては、インターネット通販では購入者に格安電動自転車の組み立てを求めている場合があり、そのような格安電動自転車を選ぶ場合はギアやブレーキの調整を含めて自転車店に相談することをおすすめします。

安く電動自転車を購入する方法としては、自治体の補助金を利用するほか、楽天スーパーセールなどのセールを狙う、ヤマハ、パナソニック、ブリヂストンなどの格安モデルを探すなどの方法があります。

中古の電動自転車も安く購入が可能ですが、バッテリーの劣化具合は事前に確認したほうがよいでしょう。

格安電動自転車を購入できる店舗としては、ドン・キホーテやイオンバイク、インターネット通販などがあります。

また、コストパフォーマンスを考えるとサイクルベースあさひもエナシスシリーズもおすすめです。

これら点に注意して、格安電動自転車をさがしてみてくださいね。

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