ブリヂストンのTB1eは電動自転車の代表格でもあるといえます。
購入の検討をする場合、TB1eと比較する電動自転車やTB1eを購入したのちにどのようにカスタマイズするかなど、楽しめるクロスバイク型電動自転車です。
今回は、TB1eの基本仕様から比較対象となる電動自転車、購入後のカスタム方法などについて詳しく解説をしたいと思います。
ブリヂストンの電動自転車については「ブリヂストンの電動自転車を詳しく解説 比較や独自機能、バッテリーの寿命等ついて」に詳しい解説をしています。
TB1e(ティービーワンe)について
メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ブリヂストン | ティービーワン e | 27インチ | 22.5kg | 200km | 14.3Ah 相当 | 150cm以上 |
ブリヂストンのTB1eは「ティビーワンイー」と読み、ブリヂストンを代表する伝度自転車です。
スポーツ向け電動自転車の中での伝統と機能、デザイン性を兼ねそろえた優れたクロスバイク型電動自転車だといえます。
近年機能性もアップしブリヂストンのこだわりが見られます。
以下は基本仕様から各パーツの特徴です。
TB1eの基本仕様
TB1eの基本仕様としては、27インチ、適正身長150cm以上、外装7段変速ギア、22.5kgのクロスバイク型電動自転車です。
ヤマハ、パナソニック、ブリヂストンのeバイクの平均重量は22.3kgのため、22.5kgという重量は平均的な重さです。
通勤通学に最適なクロスバイク型電動自転車だといえ、電動クロスバイクでありながら、泥除けがついています。
そのため、スーツや学生服、制服でも泥はねの心配はすくなく、雨上がりでも安心して通勤通学ができます。
また、自転車通勤や自転車通学の課題になりやすい荷物についても、専用の前かごや後ろ荷台(キャリア)の設置が可能です。
前かごは通勤通学バックが入りやすい横幅が広いバックを採用しています。
TB1eのカラーも充実しており、E.Xブラック、T.XマットグレーT.Xマットグレー、M.XオーシャンブルーM.Xオーシャンブルー、T.XネオンライムT.Xネオンライムから選ぶことができます。
ブリヂストン特有の電動自転車機能について
ブリヂストンは電動自転車メーカーとして独自のノウハウが充実しており、TB1eにはそのノウハウがつめこまれています。
具体的には、両輪駆動、走りながら自動充電、モーターブレーキ機能です。
両輪駆動で通勤通学が楽
両輪駆動機能は、前輪で電動アシスト機能を得ることができ、後輪はペダルの力で進むという両輪駆動です。
大手電動自転車メーカーでは、ブリヂストンのみが採用しており、ヤマハ、パナソニックの電動自転車は前輪アシストはありません。
そのため、ぐいぐい引っ張られる感覚でアシストしてくれて快適にこぐことができます。
なお、アシスト機能としては、一般的な法律的な範囲でクロスバイク型電動自転車といえ、リミッターは時速24kmまでアシスト機能が働き、それ以上になると一般のクロスバイクと同様アシスト機能なしとなります。
走りながら自動充電で200kmの走行距離を可能に
ブリヂストンの電動自転車の魅力として、ブレーキや惰性で走行している最中のエネルギーを蓄電する技術があります。
そのため、バッテリー容量は9.9Ahで、ボルト数を換算しても14.3Ah程度のバッテリー容量ですが、実質の一度の充電で走行できる走行距離が200kmと非常に長いです。
これはヤマハ、パナソニックの電動自転車の約2倍程度の長さがあり、TB1eの大きなメリットになります。
200km走行できるため、通勤通学だけではなく、長距離のツーリングにも対応できます。
モーターブレーキで急な下り坂でも制動力が高い
TB1eの魅力としてブリヂストン特有のモーターブレーキ機能が搭載されています。
モーターブレーキ機能は上記で解説した、走りながら自動充電機能にも通じるところがありますが、下り坂など手のブレーキだけではなく、モーターブレーキ機能がブレーキを補ってくれます。
ママチャリタイプの電動自転車や子供乗せ電動自転車では特にこのブレーキの恩恵は大きいですが、TB1eの場合、前は制動力が強いVブレーキを採用しているため、走りながら自動充電の補足的だととらえられます。
TB1eの前カゴについて
TB1eは通勤通学に最適なクロスバイク型電動自転車です。
通勤通学で必ず必要となるものは通勤通学用の荷物です。
TB1eでは、通勤通学用にあわせた、前キャリアと前かごがオプションで販売されています。
前かごは、標準ではついていないため、追加で購入する必要がありますが、必要に応じて購入をおすすめします。
TB1eの前かごは通勤通学用に縦は薄く、横に長い、通勤通学用カバンにあわせたカゴとなっています。
横幅は上面で46.2ありますが、縦幅が22.8cmしかないため、大きなかばんは入りにくいです。
マチがあまりない分、安定してバックが前かごにちょうど入るという安心感もありますが、通勤通学用バックが前かごに入るかは事前に確認したほうがよいかもしれません。
また、前かごだけでは荷物がおさまらないという方向けに後ろ荷台の設置も可能です。
荷台が設置可能なため、後ろかごの設置もできます。
後ろかごの大きさ制限はないため、好きなカゴを設置できますが、後ろ荷台の最大積載重量が18kgのため、チャイルドシートの設置はできません。
TB1eのバッテリーについて
TB1eのバッテリーはリチウムイオンバッテリーB400というバッテリーです。
14.3Ah相当のバッテリーで36.5Vと高い電圧が特徴です。
TB1eは歴史ある電動自転車で都度、仕様変更がされており、2018年より古いTB1eにはこのバッテリーの取り付けはできません。
TB1eのバッテリーはブリヂストンならではのノウハウが蓄積されており、14.3Ah相当ですが、実質アンペアは9.9Ahと小さいバッテリーです。
しかしながら、走りながら自動充電機能が搭載されているため、一度の充電で走行できる走行距離がエコモードで200km走行できるのが最大の魅力です。
200km走行できる場合、片道10kmと長距離の通勤通学でも5日間充電なしでも走ることができる計算になります。
エコモードで200km走ることができるほか、オートモードで105km、パワーモードで62kmも走ることができます。
これは走りながら自動充電機能の恩恵で、同じブリヂストンのクロスバイク型電動自転車のリアルストリームの場合、走りながら自動充電機能がついていません。そのため、リアルストリームは15.4Ahと大型バッテリーにも関わらず、オートエコモードプラスで90kmが最大走行距離です。
そのことからTB1eの一度の充電で走行できる走行距離の長さは非常に長いということがわかります。
TB1eのサドルについて
TB1eのサドルはスポーティクッションサドルというブリヂストンオリジナルのサドルです。
スタイルを崩さず走行できるというサドルですが、サドルは好みもあるため、標準搭載されているTB1eのサドルがあわなければ別のサドルに交換するのもおすすめです。
クロスバイクなどツーリング用自転車のサドルはインターネット通販でも簡単に購入は可能です。
好みにあうサドルでTB1eと相性のよいサドルを探してみてください。
TB1eのライトについて
TB1eのライトは「フロントショートシリンダーLEDランプ」というライトが搭載されています。
デザイン性はクロスバイクの邪魔をしないシンプルなLEDオートライトを採用しています。
ライトは標準搭載されていますが、前かごは純正のライトと純正の前かごであれば問題なく取り付けができます。
そのほか特徴的なTB1eの機能性について
TB1eの機能は充実しており、ブリヂストンの自転車のノウハウがつまっています。
具体的には、タイヤは、ロングレッドというブリヂストンのタイヤを採用しており、ひび割れに強い標準タイヤが搭載されています。
ブリヂストンのタイヤは品質が高く、標準的なタイヤでもタイヤ全体でみると非常に品質が高いタイヤだといえます。
また、チェーンはステンレスガードチェーンでさびにくいのが特徴です。
また、フレーム自体はアルミフレームを採用しており、軽いのが特徴です。
TB1eと比較対象となるブリヂストンの電動自転車
ブリジストンのクロスバイク型電動自転車はTB1e以外にも多数あります。
以下車種は、TB1eの比較されやすい自転車です。
リアルストリームとTB1eの比較と違いについて
メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ブリヂストン | ティービーワン e | 27インチ | 22.5kg | 200km | 14.3Ah 相当 | 150cm以上 |
ブリヂストン | リアルストリーム | 26インチ | 22.5kg | 90km | 15.4Ah | 148cm以上 |
リアルストリームは電動クロスバイクですが、電動アシスト機能よりも、クロスバイクとしての機能が強い車種です。
ブリヂストン独自の両輪駆動、走りながら自動充電機能、モーターブレーキ機能は搭載されていません。
一方で、アルミフレームで軽量化されている他、サスペンションホークが搭載しておりデコボコを吸収し、走りやすい特徴があります。
また、ディスクブレーキで制動力も高く、本格的なクロスバイクが欲しいが、電動アシスト機能の恩恵も受けたいという方におすすめです。
TB1とTB1eの比較と違いについて
TB1はTB1eの電動なし版のクロスバイクです。
基本スペックはTB1とTB1eは似ており、TB1の電動自転車版がTB1eといえます。
特徴としては、クロスバイクでありながら泥除けがついている点や前かごを設置できるなど、TB1eにも搭載されている機能がついています。
TB1eとの違いとしては、TB1eはフレームサイズが1種類しかありませんが、TB1は480mmと420mmの2種類のフレームサイズが販売されており体型に応じて選ぶことができます。
TB1eと比較対象となるヤマハ、パナソニックの電動自転車
TB1eの購入を検討する場合、他のメーカーの電動自転車も気になり比較すると思います。
以下は、TB1eと比較されやすいクロスバイク型電動自転車です。
メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ブリヂストン | ティービーワン e | 27インチ | 22.5kg | 200km | 14.3Ah 相当 | 150cm以上 |
ヤマハ | PAS Brace | 26インチ | 23.0kg | 91km | 15.4Ah | 156cm以上 |
パナソニック | ベロスター | 700×38C | 22.4kg | 50km | 8.0Ah | 149~185cm |
ヤマハ PAS BraceとTB1eの比較と違いについて
PAS Braceはヤマハのクロスバイク型電動自転車です。
特徴としては、フロントサスペンションやディスクブレーキ、外装8段変速ギアなど走るための機能が充実している点です。
違いとしては、泥除けがついておらず、前かごもオプションとしてありません。
そのため、よりクロスバイクとしての走りにこだわる方は、ヤマハPAS Braceを選び、通勤通学に寄せたい方はTB1eがおすすめだと思います。
パナソニック ベロスターとTB1eの比較と違いについて
パナソニックのベロスターはTB1eに似たクロスバイク型電動自転車だといえます。
通勤通学をコンセプトに置いているため、泥除けや前キャリアが標準で搭載されています。
一方で、価格帯は6万円程度ベロスターのほうが安く、機能を抑えている点があります。
例えばバッテリー容量は、8.0Ahと小さく一度の充電で走行できる走行距離が50kmと短いです。
TB1eは走りながら自動充電機能が搭載されていることもあり、一度の充電で走行できる走行距離が200kmと4倍の差があります。
そのため、ベロスター通勤通学で利用するにはこまめな充電が必要になります。
バッテリー面や予算面でパナソニックのベロスターかブリヂストンのTB1eを選ぶとよいでしょう。
TB1eのカスタム(改造)について
TB1eの魅力はカスタマイズ性にもあると思います。
公式のカスタマイズパーツや独自にカスタムしている方も多くいる車種だと思います。
純正のオプションパーツによるTB1eのカスタムについて
純正のパーツでカスタムは多数可能です。
代表的なカスタムは前キャリアを取り付け、前かごを付けるカスタムです。
TB1eは通勤通学用途が強いため、前かごのニーズは高くカスタムパーツがあります。
そのほか、純正パーツでテールライトや後ろキャリアなどもあり用途に応じてカスタムが可能です。
TB1eのリミッター解除について
インターネットを中心にTB1eのリミッター解除ができるのではないかとありますが、このサイトではTB1eのリミッター解除方法は把握していなません。
日本の道路交通法では時速24km以上ので電動自転車を走行する場合、アシスト機能が作動せず、仮にリミッター解除ができた場合で24km以上でアシスト機能が働くと道路交通法違反になります。
また、10km以下の場合のリミッターは人の力が1に対し、アシスト機能は2の力まで発揮できます。
TB1eのリミッター解除は法律違反になる可能性があるので、注意しましょう。
TB1eの魅力や他の電動自転車との比較や違い リミッター解除情報やカスタム方法のまとめ
ブリヂストンのTB1eはクロスバイク型電動自転車です。
基本仕様は27インチ、150cm以上外装7段変速ギアです。
特徴は両輪駆動、走りながら自動充電機能、モーターブレーキ機能が搭載されている点です。
カスタマイズもでき、前かごや後ろキャリア設置が可能です。
バッテリーは14.3Ah相当ですが、一度の充電で走行できる走行距離が200kmと長距離走れるのが魅力です。
TB1eと比較されるブリジストンの自転車では、電動自転車ではリアルストリームが比較され、一般の自転車では、TB1が比較されます。
ヤマハ、パナソニックの電動自転車では、ヤマハのPAS Braceやパナソニックのベロスターが比較されやすい車種です。
これら点に注意してTB1eの購入を検討してみてください。