少しでも安い電動自転車を購入したいという方は多いと思います。
その時に考えるのは中古の電動自転車であれば安く購入できるのではないかという点です。
今回は中古の電動自転車を購入する時の注意点や選ぶときのポイントなどを解説したいと思います。
なお、電動自転車全体については「安くておすすめの電動自転車やパナソニック、ヤマハ、ブリヂストンの特徴を紹介」に詳しい解説をしています。
中古電動自転車の選び方
中古の電動自転車の選び方は非常に難しいです。
新品の電動自転車であれば型番商品のため、組み立てさえ整備さえしっかりしていれば同じ自転車に乗れます。
しかしながら、中古の電動自転車の場合、整備も必要ですが、そもそもの劣化具合が一台一台異なるため、注意が必要です。
以下の点などに注意しながら電動自転車を選ぶようにしましょう。
中古電動自転車の相場を知る
中古の電動自転車を購入する前に中古電動自転車の相場を確認しておきましょう。
電動自転車の相場、オークファンなどで確認できます。
ただし、注意しなければならない点としては、購入する方法や場所によっては、中古電動自転車の整備がされていないことがあり、別途整備費用を見積もり必要があります。
電動自転車のバッテリーの状態を確認する
電動自転車の新車で購入した時に費用の大きな部分を占めるのがバッテリーです。
バッテリーは新品で購入すると3万円~5万円程度する自転車パーツです。
そのため、バッテリーが劣化しているとバッテリーのみ新品に買い替える必要が出てきます。
電動自転車のバッテリーはリチウムイオンバッテリーです。
リチウムイオンバッテリーはスマホなどにも採用されており、バッテリーの充電を繰り返すことで劣化します。
スマホでバッテリーを充電して100%になったが、少し利用するだけで、バッテリー切れを起こすということがあるように電動自転車も同じことがいえます。
中古の電動自転車は何度もバッテリーを充電していると劣化され、100%充電しても想定走行距離を走ることなくバッテリー切れを起こしてしまうということが考えられます。
対応策は購入前にどの程度バッテリーが劣化しているのかという点を確認することです。
確認方法は電動自転車メーカーにより異なりますが、中古電動自転車のバッテリーの確認方法に記載しているのであわせて確認してみてください。
電動自転車メーカーを確認する
中古の電動自転車を購入する時には電動自転車メーカーを確認する必要があります。
日本の大手電動自転車メーカーはヤマハ、パナソニック、ブリヂストンです。
しかしながら、これら電動自転車メーカー以外にも格安電動自転車なども発売されています。
格安電動自転車は上記でも解説しているようにバッテリー容量を小さくしているため価格を安く抑えることができています。
また、各パーツも安いパーツを利用していることがおおいため、格安電動自転車を中古で購入する時には劣化具合をより慎重に確認する必要があります。
保証の状態を確認する
電動自転車にはメーカーにもよりますが大手電動自転車メーカーの場合、3年程度の保証があります。
格安電動自転車などの場合、1年保証のメーカーもあり保証期間はまちまちです。
中古の電動自転車を購入検討する場合は、保証がついていないこと前提に購入したほうがよいでしょう。
一部の大手リサイクルショップなどでは購入後3か月販売店保証がついている場合もあります。
中古の電動自転車は整備状況が見えにくく、モーター部分などオーバーホールができるブラックボックス状態になっている場合もあります。
そのため、中古で電動自転車を検討する場合、できるかぎり保証がついている商品をおすすめします。
防犯登録の状態や譲渡証明書を確認する
メルカリなどフリマアプリで中古の電動自転車を購入する場合、受け渡しの時に防犯登録の状況がどのようになっているか確認しましょう。
防犯登録は使用者と自転車の個人情報を紐づけるための情報です。
中古で電動自転車を購入した時に防犯登録の書き換えを行っていないと前所有者の情報のまま電動自転車に乗ることになります。
その場合、職務質問など防犯登録の名義を確認されたときに、他の所有者の電動自転車に乗っていることになり、説明するのにより一苦労かかるかもしれません。
最もよい方法は、中古で電動自転車を購入した時に前所有者に防犯登録の抹消手続きを行ってもらうことです。
また、抹消手続きが難しい場合、前所有者からの譲渡証明書を電動自転車を受け渡ししてもらうときに一緒にもらうことです。
また、防犯登録の抹消手続きがされていない状態や譲渡証明書がないと新しく防犯登録の上書きができないので注意が必要です。
製造が何年製の電動自転車か確認する
中古の電動自転車は自動車と異なり、走行距離が記録されていません。
そのため、ある程度製造年度から劣化具合を想像するしかありません。
中古の電動自転車の場合、劣化具合は見えにくく、モーターなどの摩耗は確認することができません。
あまりに製造年が古い自転車は避けたほうが無難だと思います。
タイヤやブレーキ、フレームの状態を確認する
中古の電動自転車の場合、劣化は必ずあります。
劣化が発生していること自体は致し方がなく許容すべきものですが、許容できる劣化かを確認しましょう。
ブレーキシューの劣化はタイヤがつるつるになっているなどの劣化は交換すれば問題ありません。
しかしながら、自転車フレームが曲がっているなど対応しきれない劣化もあります。
修理ができない劣化が目に見てわかるような中古の電動自転車は避けるようにしましょう。
中古電動自転車はどこで購入するのがよいか
中古の電動自転車はさまざまなところで販売されています。
購入する場所により注意するポイントがあるため、以下気を付けましょう。
街の自転車店で中古の電動自転車を購入する場合
一部の街の自転車店では中古の電動自転車を販売している店舗があります。
中古の電動自転車を販売しているということは、誰かから買取りを行っていることになります。
中古の電動自転車を買取後、最もメンテナンスを行ってくれる可能性があるのが街の自転車店です。
街の自転車店で中古自転車が販売されている場合、あまり割安でないと感じるかたもいるかもしれません。
中古電動自転車はしっかりとした点検が必要なため、事前にオーバーホールなど行ないメンテナンスを行っている可能性が高いため、価格が安くないのかもしれません。
顔をみてしっかりと話ができるのが街の自転車店だと思います。
中古の電動自転車を街の自転車店で購入する場合は、しっかりとメンテナンス具合や劣化具合を店員さんに確認したうえで購入を検討しましょう。
リサイクルショップで中古の電動自転車を購入する場合
近くのリサイクルショップなどでも中古の電動自転車が販売されています。
リサイクルショップでもしっかりとメンテナンスがされていることが多いです。
リサイクルショップのメリットとしては、大手リサイクルショップであれば情報の発信がしっかりとされているため、新しい中古電動自転車が入荷された場合、ホームページやSNSなどで情報を確認できる点です。
最寄りのリサイクルショップでなくても実際に店舗まで行かなくても入荷状況を確認できるため、欲しい車種が決まっている場合など有効だと思います。
ジモティーなどのフリマサイトで無料の中古電動自転車ゆずり受ける
ジモティーなどフリマサイトでも中古の電動自転車の購入が可能です。
なかには無料で中古の電動自転車をゆずるということもあります。
無料なのは手数料を払って行政などに処分してもらうよりも無料でもよいから引き取ってもらう方がゆずる側がメリットがあると判断したからだと思います。
注意したい点としては、無料の中古電動自転車の場合、ある程度の劣化は覚悟しなければいけません。
劣化具合によっては、修理交換、メンテンスに数万円かかることの覚悟は必要です。
充分追加費用がかかることはありえるため、注意してからゆずり受けましょう。
メルカリなどのアプリで中古の電動自転車を購入する
メルカリなどのアプリでも中古で電動自転車の購入は可能です。
フリマアプリは気軽に利用できますが、注意したい点もいくつかあります。
譲渡証明書または、防犯登録の抹消手続き
上記でも解説していますが、個人の方から中古の電動自転車をゆずり受ける場合、譲渡証明書または事前に前所有者に防犯登録の抹消手続きをしてもらう必要があります。
譲渡証明書がない、または、事前に防犯登録の抹消手続きがされないと中古の電動自転車を購入後も防犯登録の手続きができません。
そのため、必ず中古の電動自転車をメルカリなどのフリマアプリで購入するときは手続きを行いましょう。
電動自転車の送料問題
中古の電動自転車に限らず電動自転車は送料がかかります。
特にものが大きいため大型便になることもあり送料が非常に高いのが特徴です。
そのため、中古の電動自転車を遠方から郵送してもらう場合は送料分を加味してから適正価格か判断する必要があります。
中古の電動自転車の状態の確認
中古の電動自転車を出品している方も購入する方も一般の方のため、電動自転車に詳しいわけではありません。
そのため、各種メンテナンス点検状態などが判断つかない可能性があります。
購入後すぐにモーターが故障したなどのリスクもあるため、一定の覚悟をもって購入する必要があると思います。
Yahoo!オークションなどのオークションサイト
Yahoo!オークションなどのオークションサイトなどでも中古の電動自転車の購入可能です。
オークションサイトのため、決まった価格はありませんが、メルカリなどと同じように状態の確認や防犯登録、送料などは注意する必要があります。
こんな方法で中古の電動自転車を買うのもあり
安く中古の電動自転車を購入したい場合、以下方法でも検討できると思います。
バッテリーなしの中古電動自転車
時々、見かけることがありますが、バッテリーなしの電動自転車があります。
バッテリーをいっしょに販売しない理由は不明ですが、互換性あるバッテリーが新品で販売されているのであれば購入検討にあたいすると思います。
古い種類のバッテリーの場合、互換性があるバッテリーがないということも考えられるため事前確認は必要です。
また、どの購入方法でも仮にバッテリー劣化でバッテリーがついていない場合は、フレーム本体の劣化具合も確認する必要があると思います。
中古電動自転車販売サイト
中古の電動自転車の専門のECサイトも多数あります。
専業のため、点検メンテナンスはしっかりと行われていると思います。
価格相応の価値があると思うので、他の手段で見つからない場合、探してみても面白いと思います。
代表的なサイトとしては、以下などです。
e-CHARIty（イーチャリティ）｜中古電動自転車専門の通販サイト
新車で格安電動自転車
中古の電動自転車を購入したい方は価格が安い電動自転車を探していると思います。
中古で購入する以外にも新車で格安電動自転車を購入する方法もあります。
格安電動自転車はバッテリー容量を小さくすることで価格を抑えていることが多いです。
価格で選ぶのであれば格安電動自転車を選択するというもの方法の一つだと思います。
格安電動自転車については「格安電動自転車の選び方 安い店や中古の選び方、おすすめの格安電動自転車の紹介」に詳しい情報を掲載しているのであわせて確認してみてください。
中古の電動自転車の選び方 相場や安い電動自転車の注意点のまとめ
中古の電動自転車の選び方 相場や安い電動自転車の注意点のまとめ
中古電動自転車の選び方は、まずは相場をしるというのがポイントです。
オークファンなどで検索ができるので相場を知ることをおすすめします。
実際に購入したい中古の電動自転車を見つけたらバッテリーの状態や保証、フレームやブレーキなどの状態などを確認します。
電動自転車メーカーによってはバッテリーが小さく劣化が激しい場合もあるので注意が必要です。
受け渡し前には防犯登録や譲渡証明書の確認を行い、購入後に防犯登録ができる状態にしておきましょう。中古の電動自転車を購入できる場所としては街の自転車店やリサイクルショップなどがあります。
そのたジモティーやメルカリ、Yahoo!オークションなどもあります。
また、新車の格安電動自転車を探すというのも安く電動自転車を買う方法だと思います。
これらに注意して中古の電動自転車を探してみてくださいね。
