お子さんをチャイルドシートに乗せて2人または3人乗りする子供乗せ付き電動自転車は電動自転車という乗り物の中で最も人気のある車種です。
しかしながら子供乗せ付き電動自転車は各社さまざまな機能の車種を発売しており、選ぶのが難しいのも現状です。
今回は子供乗せ付き電動自転車の選び方や各メーカーの特徴を詳しく解説したいと思います。
子供乗せ付き電動自転車の選び方
子供乗せ付き電動自転車は多数の車種があり、違いが分かりにくいです。
以下は子供乗せ付き電動自転車の選び方な大きなポイントです。
子供乗せは前後2種類のタイプがある
子供乗せ付き電動自転車の子供乗せはハンドル前に付けるタイプの前子供乗せと後ろ荷台に付ける後ろ子供乗せがあります。
この2種類には大きな違いがあります。
乗せられる年齢
子供乗せには乗せられる年齢や体重に制限があります。
前の子供乗せは1歳から4歳未満、後ろの子供乗せは1歳又は2歳から小学校入学時までとなっています。
ヤマハ | パナソニック | ブリヂストン | ブリヂストン(フロントチャイルドシートのみ) | ||
前子乗せ | 年齢 | 1歳から4歳未満 | 1歳から4歳未満 | 1歳以上4歳未満 | 1歳以上3歳未満 |
体重身長 | 体重15kg以下、身長100cm以下 | 体重15kg以下、身長100cm以下 | 15kg以下、身長100cm以下 | 体重8kg以上15kg以下、身長70cm以上90cm以下 | |
後子乗せ | 年齢 | 1歳から小学校就学の始期 | 1歳から小学校就学の始期 | 2歳以上小学校就学の始期 | – |
体重身長 | 体重22kg以下、身長115cm以下 | 体重22kg以下、身長115cm以下 | 体重8kg以上22kg以下、身長70cm以上115cm以下 | – |
子供乗せは後付けもでき、3人乗りも可能
電動自転車の子供乗せは後付けもできます。
大手メーカーのヤマハ、パナソニック、ブリヂストンの電動自転車であれば3人乗りに適合している子供乗せ電動自転車がほとんどです。
電動自転車に子供乗せを後付けして3人乗りをしたい場合、最初に購入するのは前に子供乗せがついているタイプがおすすめです。
最初にグレードの高い前子供乗せがついている場合、後から標準的な後ろ子供乗せを付けることができます。
一方で、最初に後ろ子供乗せがついているタイプの電動自転車を購入してしまうと後からグレードの高い前子供乗せを付けることができません。
理由としては、前かごがついており、前子供乗せを付ける仕様になっていないためです。
そのため、後から前子供乗せを付ける場合、簡易的なハンドルと運転手の間に乗せるタイプの前子供乗せになります。
安全性や快適性から3人乗りを想定している場合、最初に前子供乗せがついている電動自転車を選ぶのがおすすめです。
タイヤインチサイズは20インチが主流
電動自転車全体の場合、主流は26インチが主流ですが、子供乗せ付き電動自転車の場合、主流のタイヤインチサイズは20インチとなります。
これは20インチのほうが電動自転車全体の重心が低くなり安定性が増すためです。
また、20インチのほうがお子さんの乗り降ろしも楽なため、特段26インチの子供乗せ付き電動自転車を選びたい理由がなければ20インチの電動自転車を選ぶことをおすすめします。
子供乗せ付き電動自転車を購入するときに一緒が必要なもの
子供乗せ付き電動自転車を購入した時に一緒に購入したほうがよい商品が多数あります。
ヘルメット 義務化されており、お子さんの安全を守るためにも必須
電動自転車に乗るときにヘルメットをかぶることは義務化されており、電動自転車購入時に必要アイテムです。
特にお子さんを怪我から守るためにも電動自転車に乗るときにヘルメットは必ずかぶりましょう。
レインカバー 雨の日に電動自転車に乗るのであれば必須アイテム
例えば雨の日に子供乗せ付き電動自転車を利用して保育園まで送り迎えするなど利用の可能性がある場合、レインカバーは必須です。
レインカバーは2種類購入する必要があり、運転手が着る用のレインカバーと子供乗せに設置してお子さんを雨風から守るタイプのレインカバーです。
また、一緒に荷物をカゴに乗せる場合などは、荷物を雨風から守るためのレインカバーもあるとより便利です。
雨のなか濡れながら運転するのは非常につらいため、子供乗せ付き電動自転車を購入時には必須アイテムになります。
自転車保険 万が一を考えると加入は必須
自転車保険は子供乗せ付き電動自転車を購入した時には加入は必須です。
電動自転車は普通の自転車より重く、スピードも出しやすいです。
そのため、交通事故の被害者だけではなく加害者になる可能性もあります。
万が一を考えると子供乗せ付き電動自転車を購入した段階で自転車保険を別途加入しておくことは必須です。
空気入れ あればメンテンスが楽になる
自転車の空気入れはあると日々のメンテナンスが楽になります。
子供乗せ付き電動自転車はお子さんを乗せるため総重量が非常の重くなる電動自転車です。
そのため、空気圧が低くなっている状態で電動自転車に乗るとパンクの原因になりやすいです。
街の自転車屋さんや駐輪場などに空気入れがある場合もありますが、日々のメンテナンスを考えると自宅に1本空気入れがあると非常に楽です。
自転車ミラー 後方確認するのにあると便利
自転車用ミラーは後方を確認する時にあると便利です。
電動自転車の中でもお子さんを乗せた状態だと子供乗せ付き電動自転車は非常に重く、かつ後ろにお子さんがいると不安定な状態になります。
そのため、後方が確認しにくく、安全性を考えると自転車用ミラーがあると便利です。
電動自転車のほとんどが標準では自転車用ミラーがついていないです。
そのため、別途購入して設置することをおすすめします。
安く子供乗せ付き電動自転車を購入するために
子供乗せ付き電動自転車を購入する場合、高い買い物のため少しでも安く購入したいと思うものです。
以下方法を活用し少しでも安く購入しましょう。
セールを狙うって安く子供乗せ付き電動自転車を購入する
子供乗せ電動自転車は型番商品です。
同じ商品であれば、セールを狙うのをおすすめします。
自転車店でセールが行い安いのは3月や4月頃の年度切り替えとすずしくなってきた秋シーズンが多いです。
また、インターネット通販で、楽天市場の場合、3月4日から3月11日、6月4日から6月11日、9月4日から9月11日、12月4日から12月11日は楽天スーパーセールがあります。
これら期間を狙って子供乗せ電動自転車を購入するなどすると安く購入ができると思います。
ポイントを活用して安く子供乗せ付き電動自転車を購入する
上記と似ている点もありますが、インターネット通販で購入する場合、楽天スーパーセールなどのセールでポイントを多くもらうことで実質安く購入できることになります。
また、クレジットカードを活用するなどポイントを活用することで実質価格を抑えることができます。
電動自転車に対する補助金を利用する
子供乗せ電動自転車は市区町村によっては補助金がでる場合があります。
これは、購入者自身が申請するもので知っていると知らないとでは大きな差があります。
年度や時期により補助してくれる額なども異なってくるため、一度お住いの自治体のホームページなどで確認してみましょう。
また、補助金の多くは対象市区町村の実店舗で購入した場合のみ有効など所いう条件があります。
金額は市区町村により異なりますが、数万円補助してくれる自治体が多いです。
補助金は実質早い者勝ちのため、年度が切り替わる4月頃にチェックするようにしましょう。
子供乗せ付き電動自転車を購入する時期を考える
電動自転車が売れる時期は3月4月など年度の切り替えが一番うれ、次に秋頃になります。
自転車を売る側の立場だとこれらシーズンは競争こそ激しいですが、高値でも売れてしまいます。
一方で寒い時期や暑い時期などは電動自転車は売れにくいため、価格を下げてでも売りたいと考える場合も多いです。
これら時期を狙うことで安い子供乗せ付き電動自転車を見つけることもできるかもしれません。
アウトレットや型落ちの子供乗せ付き電動自転車を探す
傷がついているなどのアウトレット電動自転車や型落ちの子供乗せ付き電動電動自転車を探すのも方法です。
アウトレット電動自転車に関しては、一期一会のため気長に探すしかありません。
一方で型落ちの電動自転車に関しては、秋ごろが狙い時期です。
10月11月頃から新しい電動自転車が発売され始めます。
そのため、秋頃になると昨年度モデルが安く販売される可能性があります。
注意したいポイントとしては、モデルチェンジとうたっていてもカラーが変更となっただけなどもあるのでその場合はあまり安くならないこともあります。
いずれにしても日々価格チェックを行い相場より安い場合早めに購入するようにしましょう。
中古の電動自転車を探す
子供乗せ付き電動自転車を中古で探すというのも方法です。
子供乗せ付き電動自転車に限らずママチャリ型電動自転車を含みで探して後から子供乗せを付けるという方法もあります。
中古の場合、バッテリーが劣化しているなど中古ならではの悩みはありますが、短期間乗るだけなど用途が限られている場合、中古の子供乗せ電動自転車を探してみるのもおもしろいでしょう。
短期間なら子供乗せ付き電動自転車をレンタルする
電動自転車を購入せず、レンタルするという方法もあります。
長期間子供乗せ電動自転車に乗るのであれば購入したほうが安いですが例えば1年だけ乗りたいなど期間が定まっていれば、子供乗せ付き電動自転車をレンタルしたほうが安いです。
また、子供乗せ付き電動自転車はこちらから商品を購入するのと同じようにレンタルができます。
電動自転車のレンタルについては「電動自転車レンタルのおすすめ方法 サブスクから1日や1か月借りる場合の安くなる方法など」にも詳しい解説をしています。
格安ママチャリ型電動自転車に後から子供乗せを設置する
最も安く子供乗せ付き電動自転車を手に入れる方法としては、格安電動自転車をインターネット通販などで購入し、それに後から子供乗せを設置するという方法です。
子供乗せ付き電動自転車の価格のほとんどは車体の価格です。
そのため車体を安く抑えれば総合的な価格を安くすることができます。
注意したい点としては、子供乗せを設置するためには後ろの荷台の最大積載重量が25kg以上となっています。
言い方を変えるとキャリアクラス25とも言います。
これ以外の例えばキャリアクラス18などの荷台に対しては子供乗せは設置できないので注意しましょう。
各電動自転車メーカーの特徴
電動自転車メーカーの大手は、ヤマハ、パナソニック、ブリヂストンの3社です。
これら3社はそれぞれ独自の機能を持っており特徴があります。
ヤマハの子供乗せ付き電動自転車の特徴
ヤマハはモーター全般を取り扱っているメーカーだけあり、ヤマハの子供乗せ付き電動自転車の特徴としては、なめらかな電動アシスト機能にあります。
なめらかなこぎだしは電動自転車が初めての方でも乗りやすく子供乗せ付き電動自転車を運転するのに安心なポイントです。
また、チャイルドシートはハグシートやコクーンルームプラスという子供乗せを利用していますが、お子さんを包む感じの安心感がある子供乗せが人気になっています。
パナソニックの子供乗せ付き電動自転車の特徴
パナソニックの子供乗せ電動自転車の特徴はいくつかあり子育て中にうれしい機能としては、キーレスのラクイックという機能です。
つど鍵穴に鍵を差し込まなくても電子キーとなっており、電源をオンにするだけで自動で開錠してくれる機能です。
また、大型バッテリーで充電回数が少なくすむなどパナソニックならではの機能やスタンドを立てるとハンドルが自動で固定されるスタピタ2Sなどお子さんといっしょに生活するにあたり助かる細かい機能が豊富です。
ブリヂストンの子供乗せ付き電動自転車の特徴
ブリヂストンの子供乗せ付き電動自転車の特徴としては、独自の両輪駆動、走りながら自動充電、モーターブレーキ機能があります。
特にモーターブレーキ機能はお子さんを乗せたまま下り坂などを走る場合、手のブレーキではなかなか減速できないところをモーターブレーキが補助をしてくれます。
また、走りながら自動充電されることで一度の充電で走行できる距離が3メーカーの中で最も長く子育て中にバッテリーを取り外し充電するなどの手間の回数を減らすことができます。
電動自転車としての基本仕様も特徴的で、3メーカーで最も軽量な電動自転車を販売していたり、雑誌のVERYとコラボした電動自転車など独自の機能やコンセプトが多いのがブリヂストンの子供乗せ付き電動自転車の特徴です。
子供乗せ付き電動自転車を購入するとき気を付けること
子供乗せ付き電動自転車を購入する時には気を付けたいポイントがいくつかあります。
子供乗せ付き電動自転車の納期を確認する
実店舗で子供乗せ付き電動自転車を購入する場合、店頭にある商品は調整すればすぐ乗ることができますが、取り寄せやインターネット通販で子供乗せ付き電動自転車を購入する場合、納期を確認する必要があります。
特に電動自転車の特徴としては、メーカー側でも在庫がなく逐次生産をしている車種も多く、取り寄せをしてもすぐに商品が手元に届かいということは多々あります。
また、インターネット通販の場合も注文を受けてからメーカー発注してることも多く納期まで時間がかかる場合があります。
そのため、急ぎで子供乗せ付き電動自転車が必要であれば実店舗で購入するようにしましょう。
子供乗せ付き電動自転車の盗難や故障などの保証を気を付ける
子供乗せ付き電動自転車では盗難や故障などを保証してくれる場合があります。
これはメーカー側の保証と販売店側がつけている独自の保証があります。
販売店側の場合、追加年間数千円などの費用で盗難や故障のほか、パーツが安く購入できる、防犯登録が無料になるなどの追加特典もある場合があります。
気を付けたいポイントとしては、これら保証が本当に必要かという点を見極めて加入するようにしましょう。
始めて子供乗せ付き電動自転車を購入する方におすすめの人気電動自転車
ヤマハPAS Kiss mini un SP(パス キッス ミニ アン スーパー)
ヤマハのおすすめの子供乗せ付き電動自転車PAS Kiss mini un SPです。
特徴としては、チャイルドシートが繭型のコクーンルームプラスという全体をかこうような子供乗せという点です。
後ろに子供乗せを追加することで3人乗りも可能です。
ヤマハらしいスムーズなパワーがあるアシストレベル6と高く、こぎ始めからスピードに乘り、坂道でもアシストが強いスマートパワーアシスト機能がついています。
パナソニック ギュットクルームREX
パナソニックのおすすめの子供乗せ付き電動自転車ギュットクルームREXです。
特徴としては、ラクイックという電子キーがついており、原電を入れるだけで自動で開錠してくれる仕組みがついています。
また、16.0Ahと大型バッテリーで一度の充電で走行できる距離が86kmと長いのも特徴です。
子供乗せはクルームリアシートというサンシェード付きの子供乗せがついており、お子さんを暑さから守ります。
ブリヂストン ビッケポーラーe
ブリヂストンのおすすめの子供乗せ付き電動自転車はビッケポーラーeです。
特徴としては、全体の重量が30.8kgと軽く初めて電動自転車に乗る方でも安心です。
また、適正身長も138cm以上の背の低い女性でも乗りこなしやすい設計になっています。
【初心者用】子供乗せ電動自転車の選び方と気を付けること 人気のおすすめ車種の紹介のまとめ
お子さんを乗せて電動自転車に乗る場合、子供乗せ付き電動自転車が必要になります。
子供乗せ付き電動自転車を選ぶ場合、前後どちらに子供乗せがついているのが必要か確認するとともに、電動自転車を購入するときにヘルメットほか必要なアイテムも一緒に購入するようにしましょう。
また、安く子供乗せ付き電動自転車を購入する場合、セールを狙って購入するほか、ポイントの活用や助成金の申請、そもそもの購入する時期を選ぶなどのポイントがあります。
また、アウトレットや型落ちを狙うのも方法です。
最も安く子供乗せ付き電動自転車を購入するなら格安電動自転車に後から別途後ろ子供乗せを購入し設置する方法です。
電動自転車メーカーにより子供乗せ電動自転車の特徴が異なっており、ヤマハの場合、モーターや子供乗せ自体、パナソニックはキーレスの電子キーや大型バッテリー、ブリヂストンは走りながら自動充電やモーターブレーキが特徴です。
子供乗せ電動自転車を購入するときに気を付けたいことは納期、盗難や保証などに気を付けて購入を検討しましょう。
これらポイントを抑えてぜひ初めての子供乗せ電動自転車の購入を成功させてくださいね。