軽い電動自転車を紹介 軽量小型だけではなく使いやすい電動自転車の選び方も解説

軽量

電動自転車を購入検討する時にできるだけ軽い電動自転車を探している方も多いと思います。

電動自転車は通常の自転車と比較すると思いため、軽量な電動自転車は非常に魅力的です。

今回は軽量な電動自転車について詳しく解説したいと思います。

目次

軽量な電動自転車とは

軽量な電動自転車とはどのような電動自転車でしょうか。

純粋に重さが軽い電動自転車は軽量といえますが、利用するにあたり重量以外にも軽さを感じる要因も多数あります。

平均的な電動自転車の重量

まず、平均的な電動自転車の重量はどの程度かまとめると以下の様になります。

ヤマハ、パナソニック、ブリヂストンの2022年2023年モデルの全車種のカテゴリ別の平均重量になります。

カテゴリ平均重量
ミニベロ20.5kg
e-bike22.6kg
買い物用電動自転車25.2kg
全体平均26.7kg
通勤通学用電動自転車27.1kg
電動アシスト三輪車30.0kg
子供乗せ付き電動自転車32.3kg
ビジネス用電動自転車35.5kg

なお、全体の平均重量は26.7kgとなります。

最も軽いカテゴリの電動自転車はミニベロで20.5kg、続いてe-bikeの22.6kgです。

この重量を一つの基準にカテゴリごとの電動自転車の「軽い重い」を検討してみるとよいでしょう。

アルミフレームの電動自転車軽い

軽量な電動自転車の特徴としてフレームがアルミフレームの電動自転車は軽量化されています。

現在多くの電動自転車がアルミフレームで製造されています。

一方で格安電動自転車などはハイテンスチールなどの鉄を主としており、重量が重くなります。

そのため、軽量化された電動自転車を探している場合、アルミフレームの電動自転車を探すことをおすすめします。

軽量さだけではなく、押しても軽い電動自転車

パナソニックの一部の電動自転車のみに搭載されている機能ですが、押し歩き機能と機能があります。

この機能を利用することで軽量化されていない電動自転車でも押し歩きするときに軽く感じます。

具体的には、自転車に乗らず押し歩きするときにハンドルのスイッチを入れることで押し歩きをアシストしてくれます。

そのため、実際に電動自転車を押すよりも軽く押すことができます。

現在押し歩き機能が搭載されている電動自転車は、「ビビ・L・押し歩き」と「ビビ・L・20・押し歩き」の2車種になります。

押しても軽い電動自転車は押し歩きだけではなく、重量自体も軽量で「ビビ・L・押し歩き」が23.5kg、20インチの「ビビ・L・20・押し歩き」が21.6kgと非常に軽いです。

バッテリーが小さいほうが軽量

電動自転車の重さの一部にバッテリーがあります。

これは電動アシストが搭載されていない電動自転車にはないパーツであり、一般的にバッテリーの重さは1kg~4kg程度です。

軽量化された電動自転車はバッテリー容量を軽くすることで軽量化をはかっていることもあります。

また、バッテリーは価格が高いため、格安電動自転車はバッテリー容量を抑えて価格を安くしていることが多いです。

そのため、格安電動自転車はバッテリーが小さい分、軽量化されていることもあります。

カルパワードライブユニットが軽量

一般の自転車にはなく、電動自転車には搭載されているパーツとしてドライブユニットがあります。

モーター部分は重量が重く、軽量化に各社力を入れています。

特に力を入れているのはパナソニックで、パナソニックの軽量化されたドライブユニットを「カルパワ―ドライブユニット」といいます。

2軸モーターとして業界最軽量2.8kgという軽さで従来品と比較すると0.9kgも軽くなっています。

パナソニックの電動自転車は全体的に軽量化されており、軽い電動自転車が欲しいという方はパナソニックから選ぶとよいかもしれません。

軽量さだけにとらわれないという考えもある

軽い電動自転車が欲しいという方は乗ったときの安定性から軽さを求める方も多いと思います。

電動自転車に安定性を求めるのであれば、適正身長が小さいコンパクトな車種を選ぶのも方法です。

適正身長が小さいほうが軽量化されている場合も多いですが、全長がコンパクトで短かったりとシニアの方や女性の方が運転しやすいように工夫がされています。

また、軽さの理由として、安定性を求めるのであればハンドルが手前に曲がっているセミアップハンドルがおすすめです。

セミアップハンドルであればハンドル握ったときに背中が起き上がり安定して運転することができます。

また、細かい点ですが、ハンドルとサドルの位置を適正な位置に設定することで安定的な運転ができるようになり、電動自転車の重さをフォローすることができるでしょう。

とにかく軽量にこだわった電動自転車

軽量さにこだわった電動自転車は多数ありますが特に軽さにこだわった以下などは電動自転車です。

ジック TRANS MOBILLY NEXT140(トランスモバイリーネクスト140)

電動自転車の中でも最軽量クラスの電動自転車、トランスモバイリーネクスト140です。

軽さにこだわりつくられています。

14インチの電動自転車で11.3kgです。

通常の電動アシスト機能がついていない折りたたみ自転車でも重めの車種であれば11kg程度あるため、電動アシスト機能が搭載されており、11.3kgとなっているのは驚愕の軽さです。

折りたたみ機能付きでバッテリーは小型化されており、4.0Ahと小さめです。

また、同車種で3段変速ギア付き16インチのTRANS MOBILLY NEXT163-S(トランスモバイリーネクスト163-S)もあり、こちらも11.9kgと非常に軽量です。

利用用途別軽量な電動自転車

軽量さにこだわった電動自転車でも用途に応じて必要なタイヤインチサイズやカゴの必要性などはあると思います。

以下は用途に応じておすすめの軽量電動自転車です。

毎日の買い物用で軽量な電動自転車

パナソニック ビビSL20

軽量さにこだわった毎日の買い物用の電動自転車ビビSL20です。

重量は19.5kgと非常に軽く20kgを切っています。

ビビSL20の特徴しては、軽さにこだわり20インチのタイヤと8.0Ahの小さめのバッテリーです。

伴い適正身長も136cm以上となっているため、軽いだけではなく筋肉量が落ちたシニアの方や背の小さい女性でも乗りやすい設計となっています。

また全長もコンパクトで小回りがきく電動自転車です。

ブリヂストン アシスタU LT(ライト)

26インチで軽量化できている電動自転車で毎日の買い物におすすめの車種です。

アシスタU LT(ライト)は26インチの他、24インチもあり、26インチは22.9kg、24インチは22.4kgです。

パナソニックの電動自転車が全体的に軽い中ブリヂストンの買い物用の電動自転車では軽量化されておりおすすめです。

バッテリー容量も12.3Ahありオートエコモードプラスで76km走ることができます。

軽量化されたアルミリムを利用されており、後ろ荷台もキャリクラス18と最大積載重量18kgまでの耐性となっています。

デメリットとしては、キャリクラス18はチャイルドシートを設置することができないため、子供乗せ付き電動自転車として活用する場合は注意が必要です。

通勤通学用で軽量な電動自転車

通勤通学に電動自転車を利用し、軽量化された車種を探している方も多いと思います。

毎日のり、ある程度の距離もある場合、軽量化されることで恩恵を受けやすくなると思います。

ヤマハ PAS VIENTA5

通勤通学に向いている軽量化された電動自転車の代表はヤマハPAS VIENTA5です。

比較的スポーティなシティサイクル型電動自転車で、26インチで特徴として内装5段変速ギアを搭載しているという点です。

細かい変速切り替えで長距離の通勤通学も快適に運転できると思います。

また、ブレーキもVブレーキという制動力が高いブレーキを使用しており、スピードを出しての運転も安心です。

PAS VIENTA5の重量は21.0kgと非常に軽く、軽量化された電動自転車だといえます。

注意点としては、前キャリアはついていますが、前かごがついていないため、カゴが必要な場合、別途設置が必要です。

また、泥除けもないため、泥除けは軽量なものを別途設置することをおすすめします。

ブリヂストン アルベルト e

通勤通学に向いている軽量化された電動自転車としてブリヂストンのアルベルト eもあげられます。

アルベルト eはタイヤインチサイズは26インチ、27インチの2種類ありますが、26インチの場合、25.8kg、27インチは26.6kgとなります。

アルベルトeは通学用の自転車としては長い歴史がありロングセラーシリーズの電動自転車です。

「学生のための電動自転車」とうたっており通学に最適な機能がたくさんついています。

両輪駆動や走りながら自動充電、モーターブレーキ機能のほか、カーボンベルトドライブ、パンクに強いタイヤ、などブリヂストンのハイスペック機能が多数あります。

機能性が高く比較的軽量化されているため、通勤通学に長く利用するには最適な電動自転車だといえるでしょう。

チャイルドシート付きで軽量な電動自転車

電動自転車の中で最も重いカテゴリなのが子供乗せ付き電動自転車です。 軽さの恩恵は大きく以下などの車種が比較的軽い電動自転車です。

子供乗せ電動自転車については「【初心者用】子供乗せ電動自転車の選び方と気を付けること 人気のおすすめ車種の紹介」にも詳しい解説をしています。

ブリヂストン ビッケポーラーe

ブリヂストンのビッケポーラーeは子供乗せ付き電動自転車で軽量化されている電動自転車です。

ビッケポーラーeは大手電動自転車メーカーの中で子供乗せ付き電動自転車で最も軽く、30.8kgです。

軽いだけではなく、適正身長も138cm以上と低めに設計されています。

低床フレームでもあり、背の低いママでも乗りやすい電動自転車だといえます。

ヤマハ PAS Kiss mini un SP

ヤマハのPAS Kiss mini un SPは繭型のチャイルドシートを設置している軽量の子供乗せ付き電動自転車です。

特徴としては、前チャイルドシートが繭型のコクーンルームプラスというチャイルドシートでお子さんを包み込むような仕様になっています。

PAS Kiss mini un SPの重量は31.0kgと軽量で適正身長は142cm以上となっています。

重量は軽量でもバッテリーは15.4Ahと大きめのバッテリーを搭載しており、実用性と軽量性を兼ね備えた電動自転車だといえます。

軽い電動自転車を紹介 軽量小型だけではなく使いやすい電動自転車の選び方も解説のまとめ

電動自転車を選ぶときに軽量さは重要な要素で軽い電動自転車のほうが一般的には乗りやすいです。

軽量な電動自転車はミニベロタイプが軽く平均で20.5kg程度です。

軽い電動自転車はアルミフレームの電動自転車が多く、最近では重量だけではなく、押しても軽い電動自転車も発売されています。

パナソニックの電動自転車ではカルパワードライブユニットという軽量化されたモーターもあり各社力を入れています。

また、軽い電動自転車を探している理由が乗りやすさということであればコンパクトな車種がおすすめです。

軽量さにこだわった電動自転車ではトランスモバイリーネクスト140が軽量で11.3kgと非常に軽量です。

そのほか、用途にあわせた軽い電動自転車は多数あるので、ぜひ検討してみてくださいね。

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