クロスバイク型電動eバイクの購入を検討している場合、パナソニックのジェッターを購入検討される方も多いと思います。
ジェッターはスタイリッシュで街乗りにもツーリングにも最適な電動自転車です。
今回はパナソニックのジェッターについて詳しく解説したいと思います。
パナソニックの電動自転車については「パナソニックの電動自転車の魅力 バッテリーの診断方法やおすすめの車種なども紹介」に詳しい解説をしています。
ジェッターの基本仕様
メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
パナソニック | ジェッター (フレームサイズ390mm) | 700×38C | 21.1kg | 85km | 12.0Ah | 144~181cm |
パナソニック | ジェッター (フレームサイズ440mm) | 700×38C | 21.2kg | 85km | 12.0Ah | 152~190cm |
ジェッターはパナソニックのクロスバイク型電動自転車です。
フレームサイズが390mmと440mmの2種類あります。
390mmは女性用、440mmは男性を想定して設計されています。
基本仕様としては、サイズ以外は390mmと440mmもほぼ同じで、バッテリー容量12.0Ahで一度の充電で走行できる走行距離はECO モードで85kmとなっています。
タイヤインチサイズは700cとクロスバイクではよく利用されるタイヤサイズです。
外装8段変速ギアは本格的な変速ギアで重量は390mmが21.1kg、440mmが21.2kgとなっています。
ジェッターの特徴
ジェッターはeバイクとして優れた機能を多数保有している電動自転車です。
パナソニックらしいスタイリッシュなデザインと機能が搭載されています。
スポーティなデザイン
ジェッターはクロスバイク型電動自転車ですが、デザイン面も優れており、他のママチャリ型電動自転車と異なりダウンチューブ型バッテリーを搭載しています。
通常のサドルの後ろにバッテリーがついているのではなく、フレームのダウンチューブと呼ばれる箇所にバッテリーがついており、デザインがすっきりとスタイリッシュになっています。
また、各種ワイヤーも通常の電動自転車は外側にむき出しの状態ですが、ジェッターはワイヤー内蔵アルミフレームとなっており、フレームの内部にワイヤーがはいっており、すっきりとしたみためになっています。
サイド液晶ディスプレイ
ジェッターのディスプレイはサイド液晶ディスプレイと呼ばれるディスプレイでパナソニックではジェッターのみに搭載されているディスプレイです。
eバイクの中でも機能が豊富で平均速度、最高速度、積算距離表示が表示される他、最大の特徴としてケイデンスを表示できます。
ケイデンスは1分間のペダルの回転数を表示できる機能で自身の走りを確認しながら走ることができます。
街乗りにも最適なカスタマイズ
ジェッターの優れている点はeバイクとしてツーリングに向いている電動自転車ですが、カスタマイズすることで街乗りにも最適な自転車に改造することができる点です。
具体的には、泥除け、前カゴ、後ろキャリア(荷台)の設置が可能です。
特に通勤通学で利用する場合、泥除けは必要でスーツや制服を汚さず通勤通学ができます。
また、後ろキャリアを付けることでパニアバッグや後ろカゴの設置も可能で荷物を載せてツーリングや街乗りもできるようになります。
ただし、キャリアクラス10(最大積載重量10kg)となっており、あまり重い荷物は載せることはできずチャイルドシートの設置も不可となっています。
そのほか、前かごやフレームバッグなど純正パーツで荷物を載せるためのカスタムも多数できるのが特徴です。
普段利用するためのパーツは標準でついている
ジェッターはクロスバイク型電動自転車ですが、日々自転車に乗るためのアイテムはついています。
具体的には、ライトや鍵です。
ライトはスポーツLEDビームランプと遠くまで明るく照らすことができるライトで、バッテリーの電力を利用してライトをつけます。
また、鍵はワイヤー錠付が標準でついています。
鍵はワイヤー錠がついていますが、サークル錠はパナソニック純正のパーツは販売されていません。
公式でないサークル錠を探して設置する必要があります。
前後クイックレリーズで輪行もできる
ジェッターは前後のタイヤを簡単に取り外しすることができます。
そのため、小さくまとめて車などに乗せて移動する輪行が可能です。
旅行先などの自然の中でツーリングも可能で輪行ができる電動自転車として非常に貴重です。
ジェッターを購入する時に注意する点
ジェッターを購入する時にはいくつか事前に注意しておく点もあります。
以下点を認識してから購入することで購入後後悔は少なくなると思います。
アシスト機能は他の電動自転車と同じく24kmまで
日本の公道で走ることができる電動自転車は全て共通ルールですが、電動アシスト機能は時速24kmまでとなっています。
24km以上スピードは出すことは可能ですが、アシスト機能は24kmまでとなっているため、25km以上はアシストなしでの走行となります。
ドリンクホルダーは標準搭載されていない
ジェッターはクロスバイク型電動自転車のため、長距離走行もしたい電動自転車です。
しかしながらドリンクホルダーは標準搭載されておらず純正のパーツでも販売されていません。
そのため、ドリンクホルダーが必要な場合はジェッターで利用できる別途ドリンクホルダーを購入する必要があります。
電動なしクロスバイクと比較すると重量が重い
ジェッターの重量は、390mmで21.1kg、440mmで21.2kgとなっています。
一般的なクロスバイクは10kg台のため、電動なしの一般的なクロスバイクと比較すると非常に重く感じると思います。
ただし、クロスバイク型電動自転車のうち、ヤマハ、パナソニック、ブリヂストンで販売されている一般的な電動自転車の中では最も軽いクロスバイク型電動自転車です。
クロスバイク型電動自転車の平均重量は22.2kgのため、軽いクロスバイク型電動自転車を探しているのであればジェッターはおすすめです。
全体的に固めに設定されている
ジェッターは全体的に固めに設計されており、純正のサドルの場合、お尻が痛くなるという口コミや評判をみかけます。
そのため、購入し試乗した後に設計が合わないようであればサドルを交換するなどのカスタム対応が必要になるかもしれません。
パナソニックで比較されやすい電動自転車
XU1
車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
XU1 | 700×50C | 24.5kg | 82km | 8.0Ah | 159~178cm |
ハリヤ
車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ハリヤ | 26×1.90 HE | 23.2kg | 73km | 12.0Ah | 156~185cm |
ベロスター
車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ベロスター | 700×38C | 22.4kg | 50km | 8.0Ah | 149~185cm |
ベロスターについては「パナソニック ベロスター 通勤通学に最適なクロスバイク型電動自転車 評判やカスタム、メリット欠点なども正直に解説」に詳しい解説をしています。
他メーカーで比較されやすい電動自転車
ヤマハ PAS Brace
車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
PAS Brace | 26インチ | 23.0kg | 91km | 15.4Ah | 156cm以上 |
ヤマハ PAS Braceについては「ヤマハ PAS Brace 特徴や他電動自転車との比較や違い パーツのカスタマイズなど」に詳しい解説をしています。
ブリヂストン tb1e(ティービーワンe)
車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ティービーワン e | 27インチ | 22.5kg | 200km | 14.3Ah 相当 | 150cm以上 |
tb1e(ティービーワンe)については「ブリヂストンのTB1e(ティービーワンe)の魅力や他の電動自転車との比較や違い リミッター解除情報やカスタム方法も」に詳しい解説をしています。
ブリヂストン リアルストリーム
車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
リアルストリーム | 26インチ | 22.5kg | 90km | 15.4Ah | 148cm以上 |
パナソニック ジェッター eバイクとしの機能やカスタム性や評判、他の電動自転車との比較など紹介のまとめ
パナソニックのジェッターはクロスバイク型電動自転車です。
特徴としては、390mm、440mmの2種類のフレームサイズが販売されており、男性女性それぞれが乗りやすい電動自転車として設計されているという点です。
ジェッターの特徴としては、スポーティなデザインやケイデンスがわかるクロスバイクとして本格的な再度液晶ディスプレイなどが特徴です。
クロスバイクとしてだけではなく、カスタムすることで街乗りもでき泥除け、前かご、リアキャリアの設置もできます。
その他自転車に乗るための鍵やライトも標準搭載されており購入してすぐに乗ることができます。
ジェッターを購入する時に注意する点としては、日本の公道で走れる電動自転車のため、アシスト機能は時速24kmまでしかきかないこと、ドリンクホルダーが標準搭載されていないこと、電動なしのクロスバイクと比較すると重量が重いことなどがあげられます。
また、やや固めに設定されているため、状況に応じてサドルをカスタムするなども必要になるかもしれません。
ジェッターと比較される電動自転車としては、パナソニックの中ではXU1、ハリヤ、ベロスターなどがあります。
また、ヤマハPAS Braceやブリヂストンのtb1e、リアルストリームも比較対象となる電動自転車です。
これら点を抑えてジェッターの購入検討をしてみてくださいね。