ミニベロ型電動自転車の選び方 車種ごとの比較や安さ、カゴ付きなどおすすめ自転車を紹介

ミニベロ型の電動自転車の購入を検討する場合、大手電動自転車メーカーからベンチャー系の電動自転車メーカーまでさまざまなメーカーが販売を行っています。

それぞれ特徴があり、乗る方の目的や選ぶポイントを誤ると購入してから後悔する可能性もあります。

今回は失敗しないミニベロ型電動自転車の選び方について詳しく解説したいと思います。

目次

ミニベロ型電動自転車とは

ミニベロ型電動自転車とは電動自転車の中でタイヤが小さく20インチ前後のタイヤの電動自転車です。

ミニベロは小径車とも呼ばれ、ミニベロ型電動自転車は電動アシスト機能付き小径車とも呼ばれます。

その中でも折りたたみ機能を持っている電動自転車は折りたたみ電動自転車とカテゴライズされることが多いため、ここでは、ミニベロ型電動自転車を折りたたみ機能を保有していない20インチ前後の電動自転車として開設します。

また、eバイクとも呼ばれ、スポーツ型電動自転車の一種類としてカテゴライズされることもあります。

折りたたみ電動自転車については「折りたたみ電動自転車の選び方 軽さやインチサイズ、メーカーの解説、おすすめのおしゃれな電動おりたたみ自転車など」に詳しい解説をしています。

ミニベロ型電動自転車の選び方

ミニベロ型電動自転車を購入検討する場合、まずは以下の点を確認して車種を絞り込み購入を検討するとよいでしょう。

ミニベロ型電動自転車の購入目的を考える

ミニベロを購入検討する場合、まずは利用目的を考えるとよいでしょう。

利用目的は街乗りで乗りたいかたもいれば、長距離乗りたいという方もいると思います。

長距離のる場合、電動アシスト機能がない、ロードバイク型ミニベロのミニベロロードが人気ですが、電動自転車の場合、ミニベロロードはほとんどないです。

そのため、ミニベロ型電動自転車は長距離走行よりも街乗りを前提として購入することをおすすめします。

また、一部の車種では、後ろキャリアがついており、子供乗せを設置できるタイプもあります。

ミニベロ型は全長が短く、サドルとハンドルの高さを高くすることで成り立っておりママチャリ型と比較すると比較的不安定になりがちなため、子供乗せ設置を希望し、必ずミニベロ型でなければならない理由がない場合は、ミニベロ型電動自転車ではなく、一般的なママチャリタイプの電動自転車に子供乗せを設置することをおすすめします。

カゴ付きか否かを選ぶ

ミニベロ型電動自転車では前のカゴ設置されているタイプと標準では設置されていないタイプがあります。

毎日の買い物など実用性を考えると前かごがあったほうが便利ですが、デザイン性や軽量さを求めるのであれば、前かごがないほうがよいと思います。

利用目的を考え、ミニベロ型電動自転車に前かごが必要か否かを考えましょう。

バッテリー容量を確認する

ミニベロ型電動自転車の場合、バッテリーが小さいタイプの電動自転車が多いです。

バッテリーが小さいと一度の充電で走行できる距離が短くなるため、こまめな充電が必要になります。

バッテリー容量を大きいほうが走行距離が伸ばせるだけではなく、USBポートがついている車種であればスマホの充電などもできるメリットがあります。

また、バッテリーは価格が高いため、バッテリーの大きさと価格が比例します。

ミニベロ型電動自転車の価格を抑えたいのであれば小さいバッテリーを覚悟しておく必要があります。

重量を確認する

ミニベロ型電動自転車の魅力は全体の小ささです。

小さいことで重量が軽くなり小回りがきくようになります。

そのため、ママチャリ型電動自転車などよりも軽さは重要視されます。

購入前に対象のミニベロ型電動自転車の重量が平均的な重さよりも軽いのか重いのかをチェックしてから購入するようにしましょう。

適正身長を確認する

ミニベロ型電動自転車はタイヤサイズやフレーム全長が短い代わりにサドルやハンドルの高さを高くでき、適正身長が大人の方でも乗れるサイズになっています。

例えば同じ20インチのミニベロ型電動自転車でも適正身長は異なっています。

そのため、適正身長が何センチから何センチまでなのかを購入前に確認し、無理のない範囲で購入を検討してみましょう。

ミニベロ型電動自転車のメリット

ミニベロ型電動自転車は電動自転車の中でもロングセラーが多く人気自転車です。

メリットが多く以下はミニベロ型電動自転車の代表的なメリットだといえます。

軽いのでスピードが出やすい

ミニベロ型電動自転車はママチャリ型電動自転車などと比較すると軽量化されており、スピードを出しやすいというメリットがあります。

こぎやすさは26インチのなどの時電車のほうがこぎやすいことが多いですが、軽いためストレスは少なく自転車をこぐことができます。

コンパクトな収納が可能

ミニベロ型電動自転車は全長が短く、駐輪場などへの駐輪が楽なのもポイントです。

折りたたみ機能がある折りたたみ電動自転車であれば、さらに小さくコンパクトになるため、自宅での収納や車などに乗せて運ぶなど輪行も簡単にできます。

大手電動自転車のミニベロ型電動自転車

大手電動自転車メーカーのヤマハ、パナソニック、ブリヂストンではミニベロ型電動自転車を販売しています。

以下は代表的なミニベロ型電動自転車です。

ヤマハ PAS CITY-X

メーカー車種名タイヤインチ重量一度の充電で走行できる最大距離目安バッテリー適正身長
ヤマハPAS CITY-X20インチ21.1kg90km12.3Ah153cm以上

ヤマハPAS CITY-Xはヤマハの中で唯一のミニベロ型電動自転車です。

PAS CITY-Xの特徴はデザイン性にもこだわっており、ブレーキワイヤーなどのワイヤーがフレームの中に収納されており、見た目がすっきりしているデザインです。

また、前かごが設置されておらず、キャリアのみ設置されています。

そのため、用途に応じて前かごの設置も可能でデザイン性だけではなく、街乗りの実用性にも優れている電動自転車です。

ヤマハPAS CITY-Xについては「ヤマハ PAS CITY-Xの魅力 20インチの汎用性高い電動自転車 カゴなどのカスタム性や比較される電動自転車の違いなどを解説」に詳しい解説をしています。

パナソニック ベロスターミニ

メーカー車種名タイヤインチ重量一度の充電で走行できる最大距離目安バッテリー適正身長
パナソニックベロスターミニ20×1.50HE20.9kg60km8.0Ah146~181cm

ベロスターミニはパナソニックのスポーツ型のミニベロ電動自転車です。

ベロスターミニはミニベロはない、ベロスターとうい車種も販売されており、そのミニベロです。

特徴としては、スポーティなフレームデザインと外装7段変速ギアで走ることを中心に設計されています。

スポーティなミニベロ型電動自転車を利用したい方におすすめです。

パナソニック Jコンセプト

メーカー車種名タイヤインチ重量一度の充電で走行できる最大距離目安バッテリー適正身長
パナソニックJコンセプト(変速なし)12.0Ah18.2kg91km12.0Ah142~173cm
パナソニックJコンセプト(内装3段変速ギア)12.0Ah18.8kg88km12.0Ah142~173cm

パナソニックのJコンセプトは、電動自転車に限らず、パナソニックの家電のブランドシリーズです。

Jコンセプトの特徴としては、パナソニックの電動自転車としては、めずらしく変速ギアなしと内装3段変速ギアの2車種があります。

直線的なフレームフォルムがかっこよく、おしゃれです。

カラーバリエーションが豊富で4種類のカラーから選ぶことができます。

おしゃれなミニベロ型電動自転車を探しているかたにおすすめです。

パナソニック グリッター

メーカー車種名タイヤインチ重量一度の充電で走行できる最大距離目安バッテリー適正身長
パナソニックグリッター12.0Ah25.8kg75km12.0Ah139cm以上

グリッターは毎日の買い物などに利用できるミニベロ型電動自転車です。

特徴としては、標準で前かごがついているだけではなく、前かごにあったエコバックもついている点です。

買い物にちょっと電動自転車に乗りたく、ミニベロのような小回りがきく電動自転車を探している方におすすめです。

パナソニック SW

メーカー車種名タイヤインチ重量一度の充電で走行できる最大距離目安バッテリー適正身長
パナソニックSW20インチ20.9kg36km8.0Ah147cm以上

パナソニックのSWはライフステージにあわせて電動自転車をカスタマイズしていくおもしろいコンセプトの電動自転車です。

電源はシンプルのオンオフがバッテリー箇所についているだけなので、シニアの方などでも利用しやすいのが特徴です。

一方で、後ろキャリアを設置しチャイルドシートも設置でき子供乗せ電動自転車としても活躍できます。

そのため、例えば20代女性が一人で乗ることもできれば子育て中の主婦の方も乗れ、シニアになっても運転しやすい電動自転車だといえます。

電動自転車を長く利用したいという方は家族の中で複数の方が乘る場合などにもおすすめです。

パナソニックSWについては「パナソニックSW カスタムパーツのチャイルドシートやリアカゴ鍵などの紹介や他の電動自転車との違いを比較」により詳しい解説をしています。

パナソニック EZ

メーカー車種名タイヤインチ重量一度の充電で走行できる最大距離目安バッテリー適正身長
パナソニックEZ(イーゼット)20インチ22.5kg52km8.0Ah149~181cm

パナソニックのEZはBMX型の電動自転車です。

特徴としては、かっこいいデザインが特徴でBMX風デザインの電動自転車は大手電動自転車からは他には販売されておらず唯一無二の車種ともいえます。

太めのタイヤだけではなく、実用性もあり後ろキャリアやフロントキャリアも標準搭載されているため荷物を乗せて走ることもできます。

かっこいいデザインのミニベロ型電動自転車がほしいという方におすすめです。

EZについては「パナソニック EZ(イーゼット) さまざまなカスタム方法や子供乗せ設置時の注意点などを解説」に詳しい情報を掲載しています。

パナソニック オフタイム

メーカー車種名タイヤインチ重量一度の充電で走行できる最大距離目安バッテリー適正身長
パナソニックオフタイム前18インチ/後20インチ20.6kg50km8.0Ah149~185cm

オフタイムは折りたたみ機能が搭載されているミニベロ型電動自転車です。

折りたたみ機能が搭載された電動自転車は大手電動自転車メーカーではほかには発売されておらずオフタイムのみです。

折りたためるため、輪行など運びやすく旅行先などでも利用できます。

また、前タイヤは18インチ、後ろタイヤは20インチと異なるインチサイズを採用しているのもパナソニックの独自ノウハウだといえます。

ブリヂストン イルミオ

メーカー車種名タイヤインチ重量一度の充電で走行できる最大距離目安バッテリー適正身長
ブリヂストンイルミオ24インチ27.9kg92km14.3Ah 相当148cm以上

ブリヂストンのイルミオは雑誌のSTORYとコラボして誕生したミニベロ型電動自転車です。

特徴としては、ブリヂストンの特徴でもある両輪駆動、走りながら自動充電、モーターブレーキ機能が搭載されています。

また、ミニベロでありながら、別途後ろキャリアを設置することでチャイルドシートも設置可能です。

デザインもおしゃれでハンドル、サドル、タイヤ側面がブランで統一されており皆メモ重視されています。

見た目も機能性も両方求める方におすすめの電動自転車です。

ブリヂストン リアルストリームミニ

メーカー車種名タイヤインチ重量一度の充電で走行できる最大距離目安バッテリー適正身長
ブリヂストンリアルストリーム ミニ20インチ21.6kg83km12.3Ah144cm以上

ブリヂストンのリアルストリームミニはデザイン性と走りにこだわったミニベロ型電動自転車です。

リアルストリームミニは同じシリーズにリアルストリームというクロスバイク型は電動自転車も販売されています。

両車種とも走りにこだわるため、電動自転車としての最低限の機能は搭載されていますが、ブリヂストン独自の両輪駆動などの機能は搭載されていません。

デザイン性が気に入って走りにこだわりたい方におすすめのミニベロ型電動自転車です。

ベンチャー系電動自転車メーカーのミニベロ型電動自転車

21Technology DASK206

21Technology DASK206は21テクノロジーという自転車メーカーが製造販売しているミニベロ型電動自転車です。

21テクノロジーは電動自転車以外にも総合的に自転車を製造しているメーカーで全体的に価格が安いのが特徴です。

特徴としては、独自のフレーム形状と価格の安さです。

価格の安い電動自転車はバッテリー容量が小さくこの21Technology DASK206も6.4Ahと小さ目です。

また、90%組み立ての状態で発送され、購入者が最後の組み立てや調整を行う必要があります。

電動自転車はスピードがでて重量も重い乗り物です。

事故の可能性もあるため、組み立てに関しては専門知識を持った人に組み立てを依頼することをおすすめします。

ヴォターニ Q3

ヴォターニ Q3はBESVのミニベロ型電動自転車です。

BESVはミニベロ型電動自転車メーカーで機能性とデザイン性の両方が高いメーカーだといえます。

オランダで誕生したブランドでありながら日本の公道でも走れるようにカスタムされています。

特徴としては、オートアシストモードも搭載しており、ペダリングに合わせた最適なアシスト制御を可能としています。

ブルーノ

ブルーノはスイス発のブランドです。

ミニベロ型電動自転車メーカーで軽さが特徴です。

8段変速ギアが特徴で街乗りに最適です。

前キャリアはついていませんが、後ろキャリアがついているため別途カゴを設置することで荷物を入れて乗ることができます。

ベスビー

ベスビーはヨーロッパを中心に人気のミニベロ型電動自転車です。

独自のフレームが特徴的で、アルミフレームで軽量化もされています。

フルカラー液晶など大手電動自転車メーカーではない機能も特徴で面白みがあるミニベロ型電動自転車だといえます。

ミニベロ型電動自転車の選び方 車種ごとの比較や安さ、カゴ付きなどおすすめ自転車を紹介のまとめ

ミニベロ型電動自転車は大手電動自転車からベンチャー系電動自転車メーカーまでさまざまな車種があります。

ミニベロ型電動自転車とはタイヤサイズが20インチなど小さく小径車とも呼ばれています。

選び方としては、さまざまな用途でミニベロ型電動自転車は利用できるため、購入の目的を明確にするのが大切です。

また、カゴ付きか否か、バッテリー容量、車体の重量や適性身長を確認する必要があります。

ミニベロ型電動自転車のメリットとしては、軽いのでスピードが出やすい点、コンパクトで収納がしやすい点などがあります。

大手電動自転車メーカーはヤマハ、パナソニック、ブリヂストン全てのメーカーがミニベロ型電動自転車の販売を行っていますが、パナソニックが車種数も多く充実しています。

そのほかのメーカーも特徴は様々あるのでぜひ検討してみてくださいね。

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