パナソニックのビビDXを購入検討する場合、他にも類似の電動自転車や比較対象となる電動自転車が多数あります。
また、電動自転車ごとの機能の違いがわかりにくいとも思います。
今夏はビビDXの機能の紹介と比較対象となる他の電動自転車について詳しく解説したいと思います。
パナソニックビビDXの特徴
パナソニックビビDXはパナソニックのビビシリーズと呼ばれる毎日の買い物に利用できるママチャリ型電動自転車の基本的なモデルです。
特徴としては、以下などがあります。
メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
パナソニック | ビビ・DX | 24インチ | 27.1kg | 107km | 16.0Ah | 138cm以上 |
パナソニック | ビビ・DX | 26インチ | 28.0kg | 107km | 16.0Ah | 141cm以上 |
毎日の買い物用ママチャリ型電動自転車の基本となるモデル
ビビDXは毎日の買い物に利用できる電動自転車です。
ビビシリーズはさまざまな特徴の電動自転車がありますが、「ビビがほしい」と思ったらまずはビビDXを検討してみることをおすすめします。
その後、必要な機能などを検討し、予算や過不足に応じて他のビビシリーズを検討してみるのがよいかと思います。
ビビDXは16インチの大型リチウムイオンバッテリーを搭載
ビビDXの最大の特徴としては、パナソニックらしく大型バッテリーを搭載しています。
電動自転車のバッテリーはリチウムイオンバッテリーで16.0Ahです。
このリチウムイオンバッテリーの16.0Ahという容量は電動自転車の中では全ての車種のなかでも最大級です。
そのため、一度の充電で走行できる走行距離がロングモードで107kmと長いのが特徴です。
走行距離が長いと充電する回数が少なくすむだけではなく、リチウムイオンバッテリーの劣化が遅くなり長く利用できるというメリットがあります。
ビビDXはカルパワードライブユニット搭載
ビビDXの特徴として、カルパワードライブユニットというアシスト制御機能があります。
モーター部分の重量がほかの電動自転車のモーター含めて最軽量のレベルで軽く、電動自転車全体の軽量化にも成功しています。
また、ビビDXのこぎだし、平地、坂道のシーンに応じてアシスト機能をコントロールしスムーズな運転が可能です。
急発進を防ぎ安全に運転できるのもビビDXの魅力です。
ビビDXは24インチと26インチから選ぶことができる
ビビDXの魅力に24インチと26インチを選ぶことができるというメリットもあります。
電動自転車は1車種に対し1種類のインチサイズしか販売していないという車種も多いですが、ビビDXは24インチと26インチの2種類から選ぶことができます。
24インチの場合、適正身長は138cm以上、26インチの場合、適正身長は141cm以上になります。
重量は24インチの場合、27.1kg、26インチの場合、28.0kgとなります。
26インチはママチャリタイプの自転車の基本的なサイズですが、電動自転車は通常の電動なし自転車よりも重いため、26インチが重いと感じる用であれば24インチを選ぶことをおすすめします。
他にもスタピタ2S、足も灯4-LEDビームランプ2、チャイルドシート設置かなど機能が豊富
ビビDXは細かい気の利いた機能も豊富でスタンドを立てるとハンドルが固定されるスタピタ2Sや足元まで明るい足も灯4-LEDビームランプ2などグレードの高さがうかがわれます。
また、後ろ荷台の最大積載重量が27kgのため、チャイルドシート設置も可能です。
チャイルドシートは前後で設置も可能なため、3人乗りもできます。
ビビDXは6色展開、豊富なカラーバリエーション
ビビDXの魅力の一つに豊富なカラーバリエーションが特徴的です。
2023年モデルでは6色発売されており、オニキスブラック、マットモスグリーン、レッドオーカー、チョコブラウン、ファインブルー、クレメントブルーがあります。
マットモスグリーンのみ艶消しタイプで落ち着いた雰囲気です。
色はお好み次第ですが、落ち着いた暗めの色のほうが人気色となっています。
パナソニックビビシリーズは豊富
パナソニックのビビDXを検討する場合、他のビビとビビDXは何が違うのかという点が気になるところです。
ビビDXと比較対象となりやすいビビシリーズとしては以下の通りです。
ビビEXとビビDXの違いを比較
ビビEXとビビDXの違いはラクイックの有無です。
ラクイック以外の違いは色のバリエーションが異なるという点のみで他はほぼ同じです。
ラクイックは電子キーで、カバンやポケットに電子キーを入れておくだけで、ビビEXの電源をつけると自動で鍵が開くという機能です。
荷物が多くてどこに鍵をしまったかわからない場合や夜で鍵穴が見つけにくいなどの場合、便利です。
ラクイックが必要であれば、ビビEXを選び、ラクイックが必要なければビビDXを選ぶとよいでしょう。
ビビMXとビビDXの違いを比較
ビビMXとビビDXの違いはバッテリー容量は後ろ荷台のデザイン性の違いです。
ビビMXのバッテリーは12.0AhとビビDXの16.0Ahよりやや小さくなります。
そのため、一度の充電で走行できる走行距離がロングモードでビビMXは80km、ビビDXは107kmと異なります。
また、後ろ荷台(キャリア)がビビMXは太いパイプキャリアになっており、デザイン性が高くなっています。
荷台はフレーム本体の色と同じ色になっているため、統一感が増しています。
販売されている色の種類はビビMXもビビDXも同じです。
そのため、ビビDXの16.0Ahのバッテリーは大げさで価格を安く、もう少し小さいサイズでよいという方やパイプキャリアがかわいくデザイン性を重視したいという方はビビMXがおすすめです。
ビビSXとビビDXの違いを比較
ビビSXとビビDXの違いは価格と機能性全体です。
最も特徴的なのは、ビビSXはバッテリー容量が8.0Ahと小さくビビDXの半分です。
そのため、一度の充電で走行できる走行距離がロングモードでビビSXは53km、ビビDXは107kmと2倍になります。
そのほか、前にチャイルドシートを設置できなかったり、スタピタ2Sが搭載されていなかったり細かい機能に差があります。
ビビSXはビビシリーズでも最安値の電動自転車のため、ビビDXより価格を抑えたいという方はビビSXがおすすめです。
ビビSLとビビDXの違いを比較
ビビSLとビビDXの主な違いは軽さです。
ビビSLは24インチのみの発売で重量は19.9kgです。
ビビDXの24インチは27.1kgのため、7.2kgも差があります。
この7.2kgという差は非常に大きく20kgを切るママチャリタイプの電動自転車は最軽量です。
感覚としては、通常の電動なしのママチャリ程度の重さでかなり軽量化されているといえます。
なお、軽量化を求めているため、バッテリー容量は小さく8.0AhとビビDXの半分です。
また、チャイルドシートは設置不可です。
ビビDXの24インチが重く乗りこなしが心配という方はビビSLがおすすめです。
ビビLとビビDXの違いを比較
ビビLとビビDXの違いは軽量さとバッテリー容量です。
ビビLはビビDXと比較すると必要な機能は残したまま、軽量さも実現した電動自転車だといえます。
具体的には、バッテリー容量は12.0AhでビビDXの16.0Ahより一回り小さくなりますが、一度の充電で走行できる走行距離がロングモードで83km走ることができます。
また、スタピタ2Sこそないものの足元まで照らせる足も灯4-LEDビームランプ2なども搭載されています。
ビビLの唯一のデメリットは後ろ荷台の最大積載重量が18kgでチャイルドシートが設置できないという点です。
しかしながら、24インチ、26インチの2車種発売されており、チャイルドシートの設置が必要なくビビDXでは全体的に重くより軽い電動自転車がほしいという方にはビビLはおすすめです。
また、ビビLには押し歩き機能が搭載された「ビビ・L・押し歩き」という電動自転車も別途あるため、検討してみても面白いと思います。
パナソニックのビビDXと比較対象となる他電動自転車メーカーの自転車
ビビDXと比較対象となる電動自転車としては、ヤマハの PAS With(パス ウィやブリヂストン アシスタU LTがあげられます。
これら電動自転車とビビDXを比較すると以下などの違いがあります。
ヤマハ PAS With(パス ウィズ)とビビDXの違いを比較
ヤマハPAS With(パス ウィズ)とビビDXはよく比較される電動自転車です。
両方ともママチャリ型電動自転車のシリーズブランドの基本モデルです。
違いとしては、バッテリー容量が異なる点が一番の違いです。
ビビDXは16.0Ahに対し、ヤマハPAS With(パス ウィズ)は12.3Ahと一回り小さいです。
そのため、走行距離はビビDXは107kmに対し、ヤマハPAS With(パス ウィズ)は78kmです。
12.3Ahは標準的なバッテリー容量のため短いとはいえませんが、バッテリー容量だけで選ぶのであればビビDXのほうが優れているといえます。
ヤマハPAS With(パス ウィズ)については「ヤマハ PAS With(パス ウィズ) DXやSPの比較や違い 人気カラーの紹介など」に詳しい解説をしています。
ブリヂストン アシスタU LT(ライト)とビビDXの違いを比較
ブリヂストンのアシスタULTは軽量化されたオーソドックスな電動自転車です。
ビビDXと比較されることも多く、違いとしては、バッテリー容量と重量が大きく異なる点です。
アシスタULTは12.3Ahで一度の充電で走行できる走行距離が76kmに対し、ビビDXは16.0Ahで107km走行できます。
一方重量は、アシスタULT優れており、24インチで22.4kg、26インチで22.9kgです。
ビビDXは24インチ27.1kgは26インチ28.0kgのため、4.7kg~5.1kgアシスタULTのほうが軽いです。
ただし価格はアシスタULTのほうが定価では2万円前後高いです。
アシスタULTについては「ブリヂストン アシスタU LT(ライト)について 軽さや比較されやすい電動自転車との違いを解説」に詳しい解説をしています。
パナソニック ビビDX 人気色の紹介や他のビビシリーズや他メーカー電動自転車の違いなどのまとめ
パナソニックビビDXはママチャリ型電動自転車の基本的なモデルです。
パナソニックはママチャリ型電動自転車をビビシリーズとして販売していますが、ビビDXは標準的なモデルのため、ビビDXのスペックを確認してから必要に応じて他のビビシリーズを検討してみるとよいでしょう。ビビDXの特徴は16.0Ahの大型バッテリーとカルパワードライブユニットなどです。
また、細かいパーツのグレードも高くチャイルドシートも設置可能です。
カラーバリエーションも豊富で6色展開しており、人気色としては、比較的落ち着いた色が人気です。
ビビDXと比較されるのはビビEX、ビビMX、ビビSX、ビビSL、ビビLなどがあります。
パナソニック以外の電動自転車としては、ヤマハPAS With(パス ウィズ)やブリヂストンのアシスタULTなどがあります。
これら情報を基にパナソニックビビDXを検討してみてくださいね。