
かっこいい電動自転車を探しているという方で購入検討で上がるのがパナソニックのEZ(イーゼット)だと思います。
BMXスタイルで太めのタイヤでゴツゴツしたデザインがかっこよくカスタムしながら乗るのも人気です。
今回パナソニックのEZ(イーゼット)について詳しく解説したいと思います。
パナソニックの電動自転車については「パナソニックの電動自転車の魅力 バッテリーの診断方法やおすすめの車種なども紹介」に詳しい解説をしています。
EZの基本仕様

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
パナソニック | EZ(イーゼット) | 20インチ | 22.5kg | 52km | 8.0Ah | 149~181cm |
EZはパナソニックのBMX風の電動自転車です。
「EZ」と書いてそのまま「イーゼット」と読みます。
見た目がBMX風なのでかっこよくおしゃれに街乗りをしたい方におすすめです。
基本仕様としては、20インチ内装3段変速ギア重量が22.5kgとなっています。
また、適応身長は149~181cmとなっています。
バッテリー容量は8.0Ahと小さく一度の充電で走行できる距離はロングモードで52kmと長距離を走行するにはあまりむいていない設計になっています。
そのためこまめな充電が必要な電動自転車だといえます。
標準でフロントキャリア、リアキャリアと前後でキャリアがついており、BMX風電動自転車ですが、実用性を考えスタンドは1本あしスタンドがついています。
EZの特徴

EZはデザイン性が特徴の電動自転車ですが、機能面もほかの電動自転車にないような機能も搭載されています。
多数のキャリア(荷台)を標準搭載

EZの特徴としては、前キャリア、後ろキャリア、フレームキャリアを搭載している点です。
特にフレームキャリアは他の電動自転車には標準搭載されている車種はなく、EZのみのオリジナルのキャリアです。
フレームキャリアの耐荷重は1kgのため、デザイン性のほうが意味合いとして大きいのかもしれませんが、フレームバッグやボトルホルダーなどとして利用ができると思います。
なお、後ろキャリアの耐荷重も10kgと一般的な自転車よりも重い荷物を載せられない設計です。
一般的な自転車では耐荷重18kgや27kgの後ろキャリアが多いです。
太めのタイヤ

EZのタイヤは太めのタイヤが特徴的です。
20インチですが、横幅が太く2.125HEあります。
同じパナソニックの20インチの電動自転車で子供乗せ付き電動自転車のギュットシリーズは、20インチ×1.95 HEです。
太めですが、極太までとはいかずやや太めのタイヤというイメージです。
カラーバリエーションのデザイン性

EZの魅力としてはみためのかっこよさもあります。
独自のフレーム形状はBMXとも異なる他に類を見ないフレーム形状です。
EZでしかみかけない独自のフレームはEZの魅力の一つだと思います。
また、フレームカラーもマットナイト、マットオリーブ、タンカーイエローから選ぶことができます。
EZのカスタム
EZの魅力としてカスタムすることで自分だけの1台をつくることができるというのも楽しさだと思います。
純正パーツなどでカスタムできる例としては以下などがあります。
チャイルドシートを設置して子供乗せ電動自転車にカスタムする

普通の子供乗せ電動自転車では物足りなく、おしゃれな子供乗せ電動自転車がほしいという方にEZをカスタムしてチャイルドシートをする設置ことが人気です。
そのままチャイルドシートを設置すればよいということではなく、キャリアやスタンドの交換が必要です。
EZのキャリアは最大耐荷重が10kg(クラス10)となっており、チャイルドシートの設置は最大耐荷重が25kg以上が必要です。
また、1本あしスタンドでは耐えることができないため、同じく両立スタンドへのカスタムが必要です。
しかしながら、EZにチャイルドシートを設置し、子供乗せ電動自転車として利用すると非常にかっこよくおしゃれな電動自転車に仕上がりおすすめです。
前かご後ろカゴの設置し、実用性高くカスタムする

EZは前後にキャリアはついていますが、カゴは設置されていません。
そのため、オプションでカゴを取り付けるカスタムが可能です。
一般的なカゴであれば設置可能なため、好みにあわせてデザイン性の高いカゴを取り付けるなり工夫するとデザイン性と機能性がアップすると思います。
キャリアを取り外し、よりBMX風の見た目にカスタムする
EZをデザイン面で気に入りよりBMW風にしたい場合、前後のキャリアを取り外すというカスタムもできます。
BMXは、キャリアはついていないため、キャリアを取り外すだけでも見た目が変わりおしゃれな見た目になります。
また、前キャリアを取り外した場合、ライトの設置がそのままではできないため、EZ専用のライト取り付けパーツの設置が必要です。
泥除けを設置して街乗りの最適化

EZは街乗り用電動自転車として開発されていますが、標準では泥除けがついていません。
そのため、泥除けを取り付けることで泥はねをふせぐことができより快適に街乗りができるようになります。
泥除けはEZ専用のパナソニック純正の泥除けも販売されています。
EZを購入する時の注意点
EZはデザイン性が高い電動自転車ですが、購入時に知っておきたい知識もあります。
購入してから後悔するよりも購入前に認識しておくだけで乗り方が変わってくると思うので確認しておきましょう。
チャイルドシートはキャリアも交換しないと設置ができない
上記でも記載していますが、EZにチャイルドシートを設置したい場合、キャリアやスタンドの交換が必要になります。
チャイルドシートのみすでに保有しており、EZに取り付けしたい場合、そのままでは取り付けができないため注意が必要です。
自転車のチャイルドシート設置はキャリアがクラス25以上(最大積載重量)が25kg以上必要です。
EZのキャリアはクラス10(最大積載重量10kg)のため、そのままでは設置できません。 スタンドも1本足スタンドだとチャイルドシート設置し、お子さんが乗ると耐えられないため、両立スタンドへの交換が必要ですので注意しましょう。
BMX風のため、BMXとしては利用できない
EZはBMX風のデザインがウリの一つとしていますが、BMXとしては利用できません。
パナソニックの公式サイトにも「この自転車は一般用自転車として設計されています。荒地での走行、段差下り、ジャンプなどの走行はしないでください。」と記載があるため、EZで荒い運転は避けましょう。
乗員体重を65kgで基本設計されている
EZで見落としがちな点としては、乗る方と荷物の合計が65kgまでで自転車を設計しています。
65kgを超えた場合、自転車自体の劣化が早くなるため、注意しましょう。
また、バッテリーの消耗も激しくなるので、一度の充電で走行できる距離が短くなる点も注意するポイントです。
標準では泥除けがついていない

EZを購入される方は街乗りで利用される方が多いと思います。
EZは泥除けが標準ではついていません。
そのため、そのまま街乗り目的でEZにのると泥はねが起こる可能性が高いです。
洋服を汚す原因にもなるため、普段使いの街乗りでEZに乗る場合は泥除けの設置をおすすめします。
一度の充電で走行できる距離が短い

EZの一度の充電での走行距離目安はロングモードで52kmです。
ミニベロ型で全長サイズも1,615mmと短いため、できるだけコンパクトに仕上げた結果バッテリー容量が小さくなったと思われます。
8.0Ahはパナソニックの電動自転車では最も小さいサイズです。
長距離を走行される方はこまめな充電が必要になり、充電を繰り返すことでバッテリーの劣化が早くなります。
電動自転車のバッテリーはリチウムイオンバッテリーのため、スマートフォンと同じく長く利用し、バッテリーの充電を繰り返すと劣化してきます。
EZで長距離を走行したい方は注意しましょう。
EZと比較されやすいパナソニックの電動自転車
オフタイム

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
パナソニック | オフタイム | 前18インチ/後20インチ | 20.6kg | 50km | 8.0Ah | 149~185cm |
オフタイムについては「パナソニック オフタイム 折りたたみ自転車としての魅力や輪行方法や各種カスタム、改造など」に詳しい解説をしています。
BP02

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
パナソニック | BP02 | 26インチ | 25.8kg | 74km | 12.0Ah | 149~184cm |
Jコンセプト

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
パナソニック | Jコンセプト(変速なし) | 12.0Ah | 18.2kg | 91km | 12.0Ah | 142~173cm |
パナソニック | Jコンセプト(内装3段変速ギア) | 12.0Ah | 18.8kg | 88km | 12.0Ah | 142~173cm |
グリッター

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
パナソニック | グリッター | 12.0Ah | 25.8kg | 75km | 12.0Ah | 139cm以上 |
グリッターについては「パナソニック グリッター 20インチのミニベロ型電動自転車 人気色やカスタム性、重量などを解説」に詳しい解説をしています。
EZと比較されやすいヤマハ、ブリヂストンの電動自転車
ヤマハ PAS CITY-X

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ヤマハ | PAS CITY-X | 20インチ | 21.1kg | 90km | 12.3Ah | 153cm以上 |
ヤマハ PAS CITY-Xについては「ヤマハ PAS CITY-Xの魅力 20インチの汎用性高い電動自転車 カゴなどのカスタム性や比較される電動自転車の違いなどを解説」に詳しい解説をしています。
ブリヂストン リアルストリームミニ

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ブリヂストン | リアルストリーム ミニ | 20インチ | 21.6kg | 83km | 12.3Ah | 144cm以上 |
ブリヂストン ステップクルーズe

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ブリヂストン | ステップクルーズ e | 26インチ | 27.7kg | 200km | 14.3Ah 相当 | 144cm以上 |
パナソニック EZ(イーゼット) さまざまなカスタム方法や子供乗せ設置時の注意点などを解説のまとめ
パナソニックのEZはBMX風電動自転車です。
20インチ内装3段変速ギアは標準的ですが、バッテリー容量が8.0AHと小さ目で一度の充電で走行できる距離が52kmと短いです。
EZの特徴はカスタム性にあり見た目もキャリアが前後の他フレームキャリアも標準搭載されています。
また、やや太めのタイヤや独自のフレーム、カラーバリエーションも見た目の楽しさを演出しています。
EZのカスタム性はチャイルドシートの設置のほか、キャリアの取り外し、泥除けの設置などが純正パーツで可能です。
EZを購入する時の注意点としては、チャイルドシートを設置するにはキャリアとスタンドの交換が必要な点、BMXとしては利用できない点、重量が65kgまでで設計されている点、標準では泥除けがついていない点などがあります。
EZは独自性の高い電動自転車のため比較対象となる電動自転車が少ないですが、パナソニック内では、オフタイム、BP02、Jコンセプト、グリッターなどがあります。
また、他メーカーはより類似電動自転車がないですが、ヤマハPAS CITY-X、ブリヂストン リアルストリームミニやステップクルーズeなどが類似であげられます。
これら点を抑えてEZの購入検討をしてみてくださいね。