
ママチャリ型電動自転車の購入を検討する場合、ブリヂストンのフロンティアデラックスを検討対象にされる方も多いと思います。
フロンティアデラックスはママチャリ型電動自転車の中では最も一度の充電で走行できる走行距離が長いなど特徴がある電動自転車です。
今回はフロンティアデラックスについて詳しく解説したいと思います。
ブリヂストンの電動自転車については「ブリヂストンの電動自転車を詳しく解説 比較や独自機能、バッテリーの寿命等ついて」に詳しい解説をしています。
フロンティアデラックスの基本仕様
メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ブリヂストン | フロンティア デラックス | 26インチ | 27.4kg | 200km | 14.3Ah 相当 | 140cm以上 |
ブリヂストン | フロンティア デラックス | 24インチ | 26.7kg | 200km | 14.3Ah 相当 | 136cm以上 |
フロンティアデラックスはブリヂストンの電動自転車です。
基本仕様としては、タイヤインチサイズが26インチと24インチが販売されています。
26インチの基本仕様
フロンティアデラックスの26インチの基本仕様としては、乗車可能最低身長140cm以上、内装3段変速ギア、重量は27.4kgです。
24インチの基本仕様
フロンティアデラックスの24インチの基本仕様としては、乗車可能最低身長136cm以上、内装3段変速ギア、重量は26.7kgです。
26インチと24インチを比較

フロンティデラックスの26インチと24インチを比較すると適正身長は4cmの差、重量は0.7kg差となっています。
身長さ4cmであまりないように感じますが、全体的に24インチのほうがコンパクトで背の小さい方はシニアの方は24インチのほうが乘りやすいと思います。
また、共通している点としては、変速ギアは内装3段変速ギアと一般的な電動自転車のギアを採用しています。
そのほか、バッテリー容量や機能に関しても同じであり純粋に大きさが異なると考えてよいでしょう。
フロンティアデラックスの特徴
フロンティアデラックスには様々な特徴があります。
ママチャリ型電動自転車としては標準的な電動自転車ですが、ブリヂストンの高い機能性が特徴なっています。
具体的な特徴としては、以下などがあります。
大型バッテリー&走りながら自動充電

ブリヂストンの最大の特徴として走りながら自動充電機能があります。
自動充電機能はブリヂストンの多くの電動自転車で搭載されていますがフロンティアデラックスにも搭載されています。
バッテリー容量は14.3Ah相当と比較的大きめのバッテリーですが、一度の充電で走行できる走行距離がエコモードで200kmも走ることができます。
この200kmという走行距離は一般的な大衆電動自転車の中では最も走行距離が長く優れています。
充電を行う回数が少なくなることで手間が省け、簡単に乗ることができるのがフロンティアデラックスの特徴といえます。
両輪駆動

フロンティアデラックスの両輪駆動は前輪にアシスト機能が搭載されています。
そのため、前輪でぐいぐい引っ張ってくれる感覚でアシストされます。
また、後輪ではペダルでこいだ力が伝わるため両輪駆動となります。
モーターブレーキ

フロンティアデラックスのモーターブレーキは下り坂などで自動でモーターブレーキが働くという機能です。
モーターブレーキが働くことで手のブレーキ以上のブレーキをかけることができ安全にスピードを落とすことができます。
低床フレーム(ステップスルーフレーム)

低床フレームとはフロンティアデラックスのまたぐフレーム部分が地面に近くまたぎやすいフレームをさします。
ブリヂストンの低床フレームを「ステップスルーフレーム」とよびます。
具体的には、26インチの場合地面から32.9cm、24インチの場合地面から32.1cmと非常に地面から近いです。
低床フレームのメリットとしては、足を高く上げる必要がないため、簡単に自転車にまたぐことができます。
シニアの方やスカートをはいている方などにうれしい機能です。
フロンティアデラックスと比較されるブリヂストンの電動自転車
ブリヂストンのフロンティアデラックスの購入を検討する場合、他の電動自転車との比較をされるかたも多いと思います。
以下は、ブリヂストンの電動自転車の中でフロンティアデラックスと比較されやすい車種です。
ラクット 26インチとフロンティアデラックスの違いを比較

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ブリヂストン | ラクット 26インチ | 26インチ | 28.3kg | 200km | 14.3Ah 相当 | 139cm以上 |
ブリヂストンのラックと26インチとフロンティアデラックスは非常の似ている電動自転車といえます。
フロンティデラックスは24インチと26インチの2車種ありますが、26インチで比較した場合、タイヤインチサイズ、一度の充電で走行できる走行距離などは同じです。
大きく異なる点としては、フレーム形状が異なっており、ラックっと26インチのほうがより低床フレームに特化しており、地面からまたぐ部分までの距離が28cmとフロンティアデラックスよりも5cmも低く設計されています。
そのため、よりシニアの方など足をあげるのに一苦労する場合や転倒の恐れがある場合など有効です。
適正身長もラクット26インチのほうが1cm低く設計されています。
共通点しては、両輪駆動、走りながら自動充電、モーターブレーキなどは両車種ともに搭載されています。
カゴなどの細かいパーツは違う点もありますが、基本としては、フロンティアデラックスよりもより低床フレームを探している場合などに検討してみることをおすすめします。
ラクット26インチについては「ブリジストン ラクット26インチの特徴や比較される他の電動自転車との違いなど」に詳しい解説をしています。
アシスタUDXとフロンティアデラックスの違いを比較

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ブリヂストン | アシスタU DX(デラックス) | 26インチ | 26.4kg | 87km | 15.4Ah | 139cm以上 |
ブリヂストン | アシスタU DX(デラックス) | 24インチ | 25.7kg | 87km | 15.4Ah | 135cm以上 |
アシスタUDXブリヂストンのママチャリ型電動自転車の中で比較的購入しやすいグレードのアシスタシリーズの最も高いグレードの車種です。
アシスタUDXもフロンティアデラックスもフレーム形状などの似ており、違いがぱっと見わかりにくいですが、最も異なる点としては、アシスタUDXには、両輪駆動、走りながら自動充電、モーターブレーキ機能が搭載されていません。
フロンティアデラックスにはこれら機能が搭載されているため、アシスタUDXにはブリヂストンならではの機能がついていないことになります。
またチェーンなども一般的なチェーンを採用しており、アシスタUDXはフロンティアデラックスのグレードの低い車種だといえます。
走りながら自動充電がついていないですが、バッテリー容量は15.4Ahと電動自転車の中ではトップクラスで大容量のバッテリーを搭載しています。
しかしながら、アシスタUDXの一度の充電で走行できる走行距離87kmとバッテリーに対してはやや短く、フロンティアデラックスの200kmと比較すると半分以下になります。
なお、アシスタUDXのほうが価格は1万6000円程度安くなっているため、価格を抑えたいという方におすすめです。
フロンティアデラックスと比較されるヤマハ、パナソニックの電動自転車
フロンティアデラックスの購入を検討する場合、ブリヂストン以外の電動自転車とも比較することになると思います。
以下は、フロンティアデラックスと似ているヤマハ、パナソニックの電動自転車です。
ヤマハ PAS With SPとフロンティアデラックスの違いを比較

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
ヤマハ | PAS With SP | 26インチ | 28.0kg | 100km | 15.4Ah | 146cm以上 |
ヤマハPAS With SPはヤマハのママチャリ型電動自転車の中では最もグレードの高い電動自転車です。
フロンティアデラックスと比較すると違いは多数あります。
異なる点としては、ヤマハPAS With SPは最もグレードの高い電動アシスト制御機能であるアシストレベル6の電動自転車です。
そのため感覚ではヤマハのこぎだしなどは軽くパワーがある印象です。
一方、ヤマハのPAS With SPには両輪駆動や走りながら自動充電、モーターブレーキ機能は搭載されていません。
そのため、バッテリー容量は15.4Ahはトップクラスの大容量ですが、一度の充電で走行できる走行距離は100kmとなります。
ブリヂストンのフロンティアデラックスの場合、一度の充電で走行できる走行距離は200kmのため、2倍の差があります。
共通している点としては、ヤマハのPAS With SPもブリヂストンのフロンティアデラックスも24インチ、26インチの両インチサイズを製造販売している点です。
のられる方の身長などにあわせて24インチ、26インチのどちらかを選ぶことができるでしょう。
ただし、ヤマハのPAS With SPのほうが適正身長が大きく24インチで142cmとなっています。
ブリヂストンのフロンティアデラックスは26インチでも140cm以上となっているため、フロンティアデラックスが26インチでもやや小さいという方はヤマハPAS With SPの検討をおすすめします。
ヤマハPAS With SPについては「ヤマハ PAS With SPについて マチャリ型電動自転車中でもグレード高さや他の車種との違いや比較」により詳しい解説をしています。
パナソニック ビビEXとフロンティアデラックスの違いを比較

メーカー | 車種名 | タイヤインチ | 重量 | 一度の充電で走行できる最大距離目安 | バッテリー | 適正身長 |
パナソニック | ビビEX | 24インチ | 28.2kg | 107km | 16.0Ah | 138cm以上 |
パナソニックのビビEXとブリヂストンのフロンティアデラックスは両方ともママチャリ型電動自転車です。
車種としては、両車種とも24インチ26インチ販売されており基本スペックは似ています。
違いとしては、パナソニックビビEXはラクイックという電子キーが搭載されています。
電子キーがあることで鍵を開けるときに電子キーが近くにあれば電源ボタンを押せば自動で開錠される仕組みです。
ラクイックはパナソニックならではの機能のため、この機能の有無でパナソニックビビEXかブリヂストンのフロンティアデラックスのどちらかを選ぶというのは選び方の方法です。
一方でパナソニックのビビEXは両輪駆動、走りながら自動充電、モーターブレーキ機能が搭載されていないため、ブリヂストンの独自機能を利用したい場合、フロンティアデラックスがおすすめです。
パナソニックビビEXについては「パナソニック ビビEX 大容量リチウムイオン電池やビビDXとの違いや比較など」により詳しい解説をしています。
ブリヂストンフロンティアデラックスの特徴 200kmの走行距離や他の電動自転車との違いを比較のまとめ
ブリヂストンのフロンティアデラックスはブリヂストンのママチャリ型電動自転車です。
ブリヂストンのママチャリ型電動自転車のなかでもグレードが高く24インチと26インチが販売されています。
24インチと26インチでは重量差は0.7kg、適正身長は4cm差となっています。
フロンティアデラックスの特徴としては、走りながら自動充電、両輪駆動、モーターブレーキ機能が搭載されています。
特に走りながら自動充電はフロンティアデラックスのバッテリー容量が14.3Ah相当に対し、一度の充電で走行できる走行距離が200kmも走るという高い機能性を発揮しています。
フロンティアデラックスと比較されていやすいブリヂストンの電動自転車としては、フラット26インチ、アシスタUDXなどがあります。
また、ブリヂストン以外の電動自転車はヤマハのPAS With SPやパナソニックのビビEXがあります。
これら特徴をおさえてブリヂストンのフロンティアデラックスの購入を検討してみてくださいね。