電動自転車を購入する時にタイヤインチサイズは悩むポイントです。
ママチャリ型電動自転車など26インチの車種も多く、人気があります。
今回はさまざまな用途での26インチの電動自転車の選び方やポイントについて詳しく解説します。
26インチの電動自転車とは

タイヤサイズ26インチの電動自転車は多数の種類が発売されています。
特に毎日の買い物用の電動自転車や通勤通学に利用される電動自転車は主力のタイヤインチサイズになっています。
26インチの電動自転車の適正身長は何センチか

26インチの電動自転車は車種により適正サイズが異なっています。
表記としては「身長〇〇センチ以上」と表記されている電動自転車が多く、ヤマハ、パナソニック、ブリヂストンの大手3社の平均的な26インチの電動自転車適正サイズは「144.0センチ以上」となっています。
なお、ヤマハの適正身長は147.1センチ以上、パナソニックは144.0センチ以上、ブリヂストンは141.5センチ以上となっており、ヤマハの電動自転車はやや適正身長を大きめにつられていることがわかります。
なお、20インチの場合、大手3社の平均は141.8センチ以上が適正身長となっています。
電動自転車は大人が乗ることを前提としているため、26インチと20インチでは平均身長の差は2.2cmと大差がないことがわかります。
26インチの電動自転車のメリット
26インチの電動自転車は比較されやすい20インチの電動自転車よりもメリットが多数あります。
こぎやすく進みやすい電動自転車が多い
26インチは通常のママチャリなどで利用されるインチサイズで大人が安定してこぎやすい最適なサイズだといえます。
20インチの電動自転車と比較すると、ペダルをこいだ時に進む距離が長くなるように設計されている車種が多く、ぐいぐい進みやすい電動自転車だといえます。
男性でも比較的乗りやすい電動自転車が多い
26インチの電動自転車は適正身長が20インチの電動自転車と比較すると2.2cm高いため、男性でも乗りやすいといえます。
ヤマハ、パナソニック、ブリヂストンの26インチの電動自転車の平均適正身長は144cm以上となっていますが、最低身長となっており、電動アシスト機能なしの一般的なママチャリよりも重量が重いため、男性でも十分に乗れる車種が多いといえます。
デザインがおしゃれな電動自転車が多い

26インチの電動自転車は自転車らしいフォルムをしており、見た目がおしゃれな車種が多いです。
例えば、雑誌のVERYとコラボして開発されたハイディツーは26インチでファッション性の高さもうかがえます。
26インチの電動自転車のデメリット
26インチと20インチの電動自転車を比較した場合、26インチにはデメリットもあるため、しっかりと覚えておく必要があるでしょう。
高い買い物のため購入後に後悔しないために26インチの電動自転車のデメリットも覚えておいてください。
安定性は20インチの電動自転車のほうが高い

20インチと26インチの電動自転車を比較した場合、26インチの電動自転車のほうが安定性に欠ける部分は否めません。
理由としては、車輪の位置や全体的な高さが高く設計されているため、重心が上になり不安定になりやすいです。
特に一般的な電動アシスト機能なしのママチャリなどと比較すると重量が重く、筋肉量が少ない女性などは止まった状態でコントロールするのが難しい場合もあります。
運転に快適性よりも安定性を求めるのであれば26インチよりも20インチがおすすめです。
子供乗せを設置するとお子さんを乗り降りさせにくい
26インチの電動自転車の場合、上記しているように重心が高くなるため、子供乗せを設置する位置も高くなります。
そのため、お子さんの乗り降ろしも26インチはやや高く行いにくいです。
お子さんが小さいうちはお子さんも軽いため気になりませんが、大きくなってくると乗り降ろしが大変になることもあるので、慣れだとは思いますが、後悔しないように注意しましょう。
26インチの電動自転車の選び方
26インチの電動自転車には選び方があり用途に応じて特徴があります。
毎日の買い物なら26インチの低床フレーム電動自転車がおすすめ

毎日の買い物に利用するママチャリタイプの電動自転車の場合、主力のインチサイズは26インチとなります。
おすすめは自転車のまたぐ部分が地面に近い低床フレームというフレームを選ぶことです。
自転車をまたぐときに足を高くあげなくてよくまたぎやすいです。
また、ハンドルは手前に曲がっているセミアップハンドルというハンドルの種類を選ぶことで自転車に安定性が増します。
子育て中で長く乗りたいなら26インチの子供乗せ付き電動自転車がおすすめ

子乗せ付き電動自転車で26インチを選ぶポイントはいくつかあります。
1点目は子供乗せを利用しなくなった後もママチャリ型電動自転車として利用しやすいという点です。
特に26インチの子乗せ付き電動自転車の場合、後ろチャイルドシートが基本となってくるので取り外すことでそのまま毎日の買い物用電動自転車として利用することができます。
2点目が全体のデザイン性がおしゃれにみえることです。
子乗せ付き電動自転車の主力は20インチですが、26インチの場合、大きく全体のフォルムがきれいにみえます。
また、背の高い男性でも26インチの電動自転車の場合、乗りやすいため男性がお子さんを乗せて電動自転車を運転するという場合も26インチは有効だと思います。
通勤通学にはシティサイクル型26インチ電動自転車がおすすめ
通勤通学では26インチの電動自転車がおすすめです。
こぎやすいとともに大型バッテリーを搭載していれば長距離の通勤通学も充電の回数が少なく行うことができます。
また、26インチの通勤通学用電動自転車を選ぶ場合、ハンドルはまっすぐなオールラウンダーハンドルを選ぶことをおすすめします。
オールラウンダーハンドルのほうがペダルに力が伝わりやすくこぎやすいです。
また、みためもおしゃれにみえるため、通勤通学用電動自転車はオールラウンダーハンドルがおすすめです。
より快適に通勤する場合、26インチよりも27インチの電動自転車を選んでもよいかもしれません。
26インチよりも一回り大きく、男性などが乗るには最適です。
短距離で乗るなら格安電動自転車がおすすめ
26インチの電動自転車を乗りたく、短い距離のみ乗るのであれば格安電動自転車もおすすめです。
格安電動自転車は価格が安い代わりにバッテリー容量が小さいことが多く価格を抑えています。
一度の充電で走行できる距離が短いため、こまめな充電が必要になりますが、短い距離のみ走るのであれば充電回数も多くならず負担になりにくいと思います。
また、バッテリーのほか、変速ギアなどの各種パーツのスペックも大手メーカー電動自転車とは違いがあるかもしれないため、購入前にチェックしましょう。
おすすめの26インチ電動自転車
26インチの電動自転車といえど、利用目的に応じておすすめできる電動自転車はことなってきます。
以下は人気のあるおすすめできる26インチの電動自転車です。
26インチの毎日の買い物用電動自転車
パナソニック ビビDX

パナソニックビビDXは26インチのママチャリ型の電動自転車です。
特徴としては、16.0Ahの大型バッテリーが特徴でロングモードで107kmも走ることができます。
またビビDXは26インチのほか、24インチの取り扱いもあり、26インチでは少し大きいという方には24インチがおすすめです。
ビビDXについては「パナソニック ビビDX 人気色の紹介や他のビビシリーズや他メーカー電動自転車の違いなど」により詳しい解説をしています。
ヤマハ PAS Cheer(パスチア)

ヤマハパスチアは26インチの同じくママチャリ型電動自転車です。
特徴しては、大手電動自転車メーカーの中では価格が安く購入しやすいのが特徴です。
一報でバッテリー容量が小さく8.9Ahしかないため、オートエコモードプラスで最大57kmと短めの走行距離となっています。
近場へ買い物で定期的な充電が問題ないということであれば費用対効果は高いと思うのでおすすめの電動自転車です。
パスチアも26インチの他、24インチの取り扱いもあり乗りやすさでタイヤインチサイズを選ぶのがおすすめです。
PAS Cheerについては「ヤマハ PAS Cheer(パスチア) メリットデメリットやイオン限定の評判、ビビSX、アシスタU STDとの比較」により詳しい解説をしています。
26インチの子乗せ付き電動自転車
パナソニック ギュットアニーズDX26

ギュットアニーズDX26は子供乗せ付きの26インチ電動自転車です。
ギュットアニーズDXという名前で子供乗せがついていない電動自転車としても販売していますが、子供乗せが標準搭載されている車種です。
プレミアムリアチャイルドシートが特徴で、比較的お子さんの乗り降ろしが楽なチャイルドシートです。
スタンドを立てない状態で自転車の高さが最大135cmになるという26インチならではの車種です。
そのため、駐輪場などで高さ制限がある場合は気を付けましょう。
ギュットアニーズDX26については「パナソニック ギュット・アニーズDX26」により詳しい解説をしています。
ブリヂストン ハイディツー

ハイディツーはブリヂストンの子乗せ付き26インチ電動自転車です。
特徴は雑誌のVERYとコラボして開発された電動自転車という点です。
「おしゃれに子どもを乗せたい」というニーズにそった比較的スポーティなデザインです。
ブリヂストンのならではの両輪駆動、走りながら自動充電、モーターブレーキ機能なども搭載されたグレードの高い電動自転車だといえます。
ハイディツーについては「ブリヂストン ハイディ ツー 26インチおしゃれ子供乗せ電動自転車 前乗せ紹介や他の車種との比較」により詳しい解説をしています。
26インチ通勤通学用電動自転車
ブリヂストン カジュナe

ブリヂストンのカジュナeスイートラインは26インチの通勤通学向け電動自転車です。
女性向けに設計されており、カゴが女性らしい唐風かごや各所にブラウンをリ利用した統一されたデザインなどが特徴です。
また、おしゃれなデザインカラーも豊富でブリヂストンならではのグレードの高い機能もついています。
そのため、機能性とデザイン性両方かけあわせた電動自転車だといえます。
カジュナeについては「ブリヂストン カジュナ e」により詳しい解説をしています。
パナソニック ティモS

パナソニックの通勤通学向け26インチの電動自転車です。
特徴としては、フレーム設計を長めにとることで適正身長が150cm以上と男性でも乗りやすい電動自転車になっています。
26インチの電動自転車の場合、適正身長は140cm台以上が通常ですが、150cm上となっている電動自転車は珍しいです。
デザインも落ち着いたシックな色合いが多く、男子学生などに人気がある電動自転車となっています。
ティモSについては「パナソニック ティモSの特徴 男性向け通学用電動自転車の代表格 他車種との違いや比較」により詳しい解説をしています。
26インチの格安電動自転車
21テクノロジーの電動自転車

21テクノロジーの26インチの格安電動自転車です。
特徴としては、機能面を非常に抑えて価格も抑えている点です。
特に変速ギアなし、一度の充電で走行できる距離が35kmと電動自転車としては非常に短いのが特徴です。
また、機能面としては、折りたたみ機能を保有しているのが特徴的です。
ガクチャリの電動自転車

ガクチャリの26インチの格安電動自転車です。
こちらも機能を絞り価格を抑えています。
バッテリー容量は5.8Ahで一度の充電で走行できる距離が31kmと短いです。
また、配送エリアを限定することでコストを抑え低価格で電動自転車を販売しています。
26インチの電動自転車の選び方 後悔しないメリットデメリットやおすすめ人気車種の紹介のまとめ
電動自転車を選ぶときに26インチの電動自転車はメリットデメリットがあります。
メリットとしては、こぎやすく進みやすい車種が多く、電動自転車の中では適正身長が高いため、男性でも乗りやすいのが特徴です。
また、自転車本来のおしゃれなデザイン性やフォルムが26インチでは多く見た目もおすすめです。
デメリットとしては、安定性は20インチの電動自転車のほうが高く、子供乗せを設置した場合、お子さんの乗り降りは相対的に行いにくいです。
また、重心が高くなるため安定性も20インチのほうが高いといえます。
背の低い女性などが子供乗せで26インチの電動自転車を選び、特に重い車種などを選ぶと後悔するかもしれません。
26インチの電動自転車の選び方としては、毎日の買い物で利用するならセミアップハンドルの低床フレームがおすすめです。
子供乗せの26インチの電動自転車を選ぶ場合、男性も乗り、デザイン性重視であればよいでしょう。
また、通勤通学用電動自転車としても26インチはおすすめでハンドルはオールラウンダーハンドルが乗りやすいと思います。
これら点に注意しながら26インチの電動自転車を選んでみてくださいね。